通勤の満員電車、やってもやっても終わらない業務で、近頃少し疲弊気味の私たち。「ストレス解消に、近場で1泊旅行に行かない?」という同僚の誘いで半休を取ってリッチなグランピングを計画することに!
目的地は、なるべく職場のある梅田から行きやすい場所にしようと緑豊かな大阪府阪南市の阪南スカイタウン展望緑地にあるスカイドーム阪南に決めました。
3月にできたばかりの新しいグランピング施設で、しかもちょうど大阪府民割「大阪いらっしゃいキャンペーン2022」の実施期間中だったので、お得に宿泊できましたよ♪
目次
この日、午前中目一杯働いて、午後から半休をとり、同僚が運転する車に乗り込んですぐに出発!梅田から車で1時間のそう遠くない場所で本当にアウトドアができるの?と半信半疑でしたが、阪和道を降りるとのどかな緑地風景が目の前に広がってきました。
行く道がくねくねとカーブ坂道になっていき、目的地が近づいている様子…。どんな場所なのか、ドキドキ感が増していきます。「あ、あそこじゃない?」と同僚の声。ひときわ小高い丘の上に丸くて白いテントが見えてきたら、いよいよ到着です。出発時は曇り空でしたが、到着と同時に雲の切間から青空が広がり始めました♪
スカイドームに到着後、まずは受付でチェックイン。グランピング初心者の女子2人旅なので、スタッフのお姉さんから施設の使い方やキャンプファイヤーのレクチャーを受けました。
到着してまず驚いたのは高台からの眺めです。大阪府南西部・泉州エリア随一の夜景の穴場で知られるこの場所。標高140mの場所に位置するスカイドームからは、眺めを遮るものがひとつもなく、大阪湾や関西国際空港を一望できます。空港島に向かってまっすぐのびる空港連絡橋もはっきりと見え、すっきりと晴れた日には、さらに向こうの淡路島や神戸の夜景も見られるのだとか。
高台から眺める美しいオーシャンビューを目の前に、日常を一瞬で忘れることができました。
こちらの施設は2022年の3月にオープンしたばかり。白いドームテントはピカピカしていました。今回はリッチな気分を味わいたかったので、ジャグジー付のお部屋に宿泊!
お部屋周辺を少し散策すると、私達が宿泊するジャグジー付テントの他にも、スタンダードなドームテント、大人数向けの大型テント、ワンちゃんと一緒に泊まれるドッグラン付きのテントがありました。施設内にボルダリングの設備があるので、アクティビティとして楽しむこともできます。小学生くらいのお子さん連れなら、たっぷり楽しめそうです。
ペット連れのグループは、施設内でワンちゃんをお散歩させていました。爽やかな風が吹いてワンちゃん達も気持ちよさそう。
ドームテントの中はとても明るく開放感たっぷり。ふたりで泊まるにはもったいないくらいの広さです。インテリアは青と白でまとめられていて、オーシャンビューの景色ともよく合っていました。外は蒸し暑かいくらいでしたが、クーラーが効いている室内はとても快適。
4つのベッドと、ハンモック、ビーズクッションもあり、外の景色を眺めながらのんびりすることもできます。試しにハンモックで寝転んでみると、ユラユラと寝心地が良く、雲のたなびく青空がとてもきれいに見えました。
テント内には手動のコーヒーミルがあり、自分で豆を挽いて、挽きたてのコーヒーを味わえるようになっています。オシャレ家電「Russell Hobbs」のケトルと、「CAPTAIN STAG」のカラフルなマグカップがグランピング気分をさらに盛り上げます。
シャワー室と洗面室、トイレもあるので、設備はホテルと大差ありません。アウトドアに来てサニタリースペースがキレイなのは女子にとってはうれしいポイント!Wi-Fi環境も整っており、コンセントが至る所にあるのでスマホの充電もしやすく、パソコンを持ち込めばワ―ケーションにも利用できそうです。
こちらではウェルカムドリンクがいただけると聞いていたので、一息ついた後、早速管理棟にもらいに行きました。ウェルカムドリンクはセルフサービスになっていて、チェックインから21時まで、生ビール・レモンサワー・ハイボールと7種類のソフトドリンクが、なんと飲み放題♪
何にしようか悩んでいると、オリジナルカクテルのレシピを発見!ビールベースのものやノンアルコールカクテルのレシピが16通りも書かれています。後にサウナに入る予定もあったので、リンゴジュースとジンジャーエールをミックスして「アップルジンジャー」のノンアルコールカクテルを作りました。オーシャンビューを眺めながら飲むカクテルは最高に美味でした♡
スカイドーム阪南では、ロシア製のテントサウナでアウトドアサウナを体験できるようになっています。管理棟横にあるテントサウナは着衣が必須なので、濡れてもOKな服に着替えてからサウナにイン!
コンパクトなテントサウナの入り口を開けてみると、温かい空気が流れてきました。熱々に熱せられたサウナストーンに水をかけると、ジューと心地良い音を立てて蒸気が発生します。同僚とのんびりおしゃべりしながら座っていると、じんわりと汗がにじみ出てきました。
初めてのサウナ体験だった私は、5分ほどでギブアップ。同僚を残して先に外へ出ると吹く風がとても心地良く、テントサウナ前に設置されたシャワーでササッと汗を流して外気浴を楽しみました。
そしてお湯を張っておいたお部屋のジャグジーにそのままドボン!平日にオーシャンビューを楽しみながらジャグジーに入るなんて、まるでセレブにでもなった気分です。サウナとジャグジーで、心も体もととのい、日頃の疲れもすっかりがとれて、仕事へのモチベーションがUPしてきました。
夕方になると暑さが次第に和らぎ、BBQを始めるのにちょうど良い気温に。そして今回のリッチ旅のメインである、一番楽しみにしていたグランピングBBQが運ばれてきました。「えっこれ2人分?」というぐらい、ボリュームのあるメニューでビックリ!スタッフの方が、BBQグリルの使い方や調理方法、食べ方などを、1つ1つ丁寧に説明してくれました。
スキレット料理に火が通り、ステーキが焼けたところで、お待ちかねのビールで乾杯!まずは、なにわ黒牛のサーロインステーキを一口いただくと、ジューシーで甘みのある脂が口の中に広がりました。厚切りベーコンや骨付きウインナーはビールとも相性抜群です。
アウトドアに欠かせないスキレット料理には、泉州エリアのご当地食材がふんだんに使用されています。タコたっぷりのアヒージョ、新鮮な真鯛のアクアパッツァ、カマンベールが丸ごとドーンと乗ったチーズフォンデュなど、テンションの上がるメニューばかりで、お箸が止まりませんでした(笑)。また、グランピングBBQのメニューとしては変わり種の泉州水なすのお漬物は、とてもみずみずしくて口の中がさっぱり。本場泉州の水なすなど、旬の名産品が味わえるのもグランピングならではです。
沈む夕日を眺めながらのBBQは、本当に贅沢な時間でしたよ。
BBQでお腹が満たされたところでキャンプの醍醐味、キャンプファイヤーの準備です。各部屋に個別のキャンプファイヤースペースがあり、薪が2束用意されていました。スタッフからレクチャーを受けたとおりに「井」の形に薪を組み立て、中心部に着火剤を置き、火をつけます。少し風が強かったので、ちゃんと火がつくか心配でしたが、焚き火初心者の私でも簡単につけることができました。
挽きたてのコーヒーとデザートのスモアを準備して、木が爆ぜるパチパチという心地良い音を聞きながら、のんびりと焚き火タイム。眼前に広がる夜景もロマンチックで、カップル旅行での利用もおすすめです。
焚き火を前に女子トークは止まらず、気が付けば2時間も話し込んでいてびっくり(笑)。キャンプファイヤーの火が燃え尽きたころ、ふと夜空を見上げると、きれいな星空が広がっていました。少し雲がかかっていたので、満天の星空とまではいきませんでしたが、都会では見えないたくさんの星を見ることができました。
翌日は早めに起き、テントの外に出るとそこには昇りはじめた朝日が。同じ場所で夕日も朝日も見られるとは思っていなかったので、なんだか得した気分です。
朝食メニューは、2種類のホットサンドに、新鮮野菜のサラダ、オレンジジュース。ホットサンドメーカーを使って、ハムタマチーズとツナサーモンのホットサンドを作ります。自由に組み合わせを変えてオリジナルサンドを作ってもOK。朝食は、眼下に広がる景色を眺めながら食べようと、緑が美しいプライベートガーデンへ。心地よい風を感じながら、出来立てアツアツのホットサンドを頬張ると、中からチーズがとろ~り!朝から幸せな気分に浸ることができました。
そして朝食のもうひとつのお楽しみはお取り寄せグルメとしても人気の和歌山県産有田みかんを100%使用した濃厚ジュース「飲むみかん」。これが朝食メニューに入っていたのはとてもうれしかったですね。
仕事帰りに楽しむリッチなグランピング女子旅。今回、私たちは半休をとって遊びに来ましたが、大阪市内からわずか1時間なので定時退社で仕事帰りに訪れても十分に楽しめると思いました。週末は予約困難ですが、平日なら予約も取りやすく、朝早めにチェックアウトすればそのまま出勤もできますよ。
サウナにジャグジー、贅沢なグランピングBBQにキャンプファイヤーと盛りだくさんな内容で、ココロもカラダもリフレッシュできたグランピング旅。都会の喧騒に疲れたら訪れたい場所ナンバーワンかも…!「また絶対来ようね」と、旅の余韻を楽しみつつ、職場へ向かう私達なのでした。
クチコミ・体験記