2022年9月13日
愛犬とキャンプを楽しんでみたいけれど、なにを準備したらよいのかわからないという飼い主さんも多いでしょう。この記事では、犬連れキャンプに必要なグッズ(キャンプギア)と準備、初心者でも失敗しないキャンプ場の選び方を解説。愛犬とのキャンプデビューを考えている方は必見です!
目次
まずは犬連れキャンプにおすすめの、キャンプ場の選び方をチェックしてみましょう。必ずペット可のキャンプ場を選んでくださいね。
キャンプサイトには、自由にキャンプスペースを選べるフリーサイトと、指定されたスペースを利用する区画サイトがあります。
フリーサイトは自由度も高いですが人気の場所は早い者勝ちのため、早朝から場所取りをする必要があります。
そのため、キャンプ初心者は場所取りの必要のない区画サイトがおすすめです。予約さえしておけば、テントやタープを張るスペースがないと慌てることもありません。
キャンプ初心者は、テントやタープの設営に時間がかる可能性があります。その間、愛犬はずっと待っているだけじゃつまらないですよね。ドッグフリーサイトなら、設営中も愛犬は自由に遊んでいられます。
◆犬連れキャンプのテントを購入する際の注意点◆
キャンプ場でレンタルしているテントは、ペット不可の場合もあります。必ず事前に確認してください。自分でテントを用意する場合は、愛犬用のトイレやベッドなどを置くスペースが必要になることを考えて、使用する人数用のものよりも大きめのサイズを選んでください。
キャンプに慣れるまでは電源のあるサイトを選ぶと安心です。スマホの充電のほか、夏は扇風機、冬は電気ヒーターなどを利用できるので、快適に過ごせます。
電源がある場合でも、キャンプ場によっては使用上限がある場合もあります。事前に確認しておくようにしましょう。
◆犬連れキャンプあると便利なグッズ◆
大容量のモバイルバッテリーや充電式のポータブル電源があると、キャンプ場の電気容量によって使い分けできるだけでなく、行き帰りなどでも使えるため便利です。
キャンプといえば、川遊びを楽しんだり山道をお散歩したり、自然を感じながらキャンプごはんを楽しんだりと、過ごし方も多種多様です。
キャンプ場によっては、愛犬と一緒に楽しめるアクティビティや、飼い主さんがのんびりと疲れを癒せる温泉つきキャンプ場もあります。
それぞれの目的に合わせて、キャンプ場を選ぶといいですね。
犬連れキャンプに必要なグッズとキャンプギアを紹介します。
水入れやウンチ袋など、基本のお散歩グッズはすべて必要です。広い場所で使用できるように、ロングリードも用意しておきましょう。
リードをつないでおけるドッグアンカーやペグがあると、常にリードを持っている必要がなくなり飼い主が自由に行動できます。係留用にはロングリードや係留用のロープを用意してください。
地面に触れる時間が長いので、汚れにくい素材のものがよいでしょう。
ドッグフリーサイトでは必ずしも必要というわけではありませんが、焚き火やBBQなど火を使う時に、安全のために火に届かない距離で係留すると安心です。
また、大型犬の場合はドッグフリーサイトの塀の高さによっては、飛び越えてしまうこともあります。念のために、係留するためのグッズも準備しておくとよいでしょう。
設営や撤収時、調理の準備中など安全のために離れた場所で過ごして欲しい時にあると便利です。
また、普段とは違う環境で不安になる犬もいます。その場合は、いきなり広いフリースペースに話すのではなく、サークル内にいつも使っている毛布やおもちゃを入れてあげて、リラックスできる環境を整えてあげましょう。
愛犬にとっても初めてのキャンプは緊張するものです。クレートやケージに使い慣れているベッドを入れてあげるとよいでしょう。いつも一緒の布団で寝ている場合は、飼い主さん用の寝袋で抱っこして寝ると愛犬も安心できます。
犬用の食器(水用とごはん用の2つ)と食事、常備薬がある場合には忘れずに持っていきましょう。食器は折りたためるシリコンタイプのものが、かさばらずに便利です。
首輪やハーネス、リードは、汚れたり破れたりする可能性もあるため、必ず予備を用意しましょう。
川で遊んだり山道をお散歩したり、急な雨で濡れてしまったりなど、愛犬の体が汚れる機会の多いアウトドア。汚れを落とすためのウェットティッシュと吸水性の高いタオルを複数枚を用意しておきましょう。
アウトドアを思い切り楽しむために必須なのが、感染症と害虫の対策です。ワクチンは、野ネズミから感染するレプトスピラ感染症の入った8種以上がおすすめ。ただし、ワクチンアレルギーをおこしやすいため、接種は獣医師さんと相談して決めましょう。
◆犬連れキャンプにオススメの防虫グッズ◆
ノミ・ダニ・フィラリアの対策も重要です。駆除薬の服用はもちろん、犬用の防虫スプレーや首輪につけるタイプの防虫グッズなどを用意しましょう。防虫加工の犬服も有効です。
蚊取り線香を使用する際は、愛犬が火傷しないように気をつけてください。
また、ドッグコットがあれば愛犬の落ち着くスペースになるのはもちろん、地面から高さがあるためノミ・ダニ対策としても活躍します。
普段エアコンの効いた快適な室内で生活している犬の場合、日常と大きく違う気温で体調を崩してしまうこともあります。また、キャンプ場は山の中など昼と夜の寒暖差が大きい場所にある場合も多く、対策が必要です。
暑い時期にはクールマットなど、冬は毛布やホットカーペット、電気ヒーターや湯たんぽなどを用意してあげましょう。暑さの厳しい時期は、愛犬の熱中症対策のためにもコテージなどエアコンの使用できる宿泊施設を利用するようにします。快適な空間で自然も満喫できるグランピングもいいですね。
キャンプといえば、BBQなどのアウトドア料理も楽しみのひとつです。美味しそうな匂いにつられて、愛犬が食べてはいけない食材を口にしないように気をつけましょう。
どんなに気をつけていても、怪我や病気になってしまうこともあります。いざという時に慌てないように、近くにある動物病院の場所を確認しておいてください。休診日や診療時間のチェックも忘れずに!
万が一、愛犬が迷子になってしまった場合に備えて、迷子札と犬鑑札は必ずつけておいてください。
すべてのキャンパーが犬好きなわけではありません。突然、犬が吠えているのが聞こえたら、いやな気持ちになる人もいます。近隣のキャンパーへは、事前に犬連れであることを伝えるようにしましょう。また、キャンプ場のペット関連のルールを守ることも必須です。
大自然のなかで気持ちが緩み、トイレマナーがおろそかになる飼い主さんもいます。おしっこは水で流し、ウンチは必ず拾って持ち帰るようにしてください。
キャンプ場で無駄吠えをさせない最低限のしつけです。家では無駄吠えをしない犬でも、環境が変わると警戒心が高まり吠えてしまう場合もあります。
無駄吠え対策としては、ディキャンプを何度か体験させて愛犬を慣れさせる方法がおすすめです。
ドッグフリーエリア以外では、リードを離さないようにしてください。呼び戻しができるからといって、他のキャンパーとの共有エリアでフリーにするのは厳禁です。
他のキャンパーの迷惑になるだけでなく、愛犬が脱走するのを防ぐためにも必ずリードをつけるようにしましょう。
一緒に大自然の中で過ごす時間は、愛犬との絆も深まります。とはいえ、暑さや寒さ対策が必要な季節や、愛犬が環境の変化に弱いタイプだと、いきなりのキャンプ・デビューはハードルが高いですよね。
グランピングなら、大自然を感じながらエアコン完備の部屋でオールシーズン快適な滞在が楽しめます。完全プライベード空間なので、警戒心の強い愛犬でも安心です。
4棟限定・プライベートドッグランのあるドームテントでオーシャングランピングです。大型BBQグリルを使った豪華BBQディナーを、ドーム横の専用食事スペースで楽しめます。建物型だから、雨が降っても心配なし。個別のシャワールームもありますが、天然温泉を配湯した貸切温泉も完備しています。
<施設情報>
【グランマーレ茨城大洗】
住所/茨城県東茨城郡大洗町1212-11
TEL/050-3198-5770
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト10:00
アクセス/[電車]JR常磐線水戸駅経由大洗鹿島線「大洗駅」からタクシー約5分
[車]北関東自動車道「水戸大洗I.C.」から約8分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/mare-ibaraki/
全3棟のドッグラン付きスイートキャビンは、トレーラータイプ。それぞれの客室が独立しているので、快適なプライベート空間で滞在できます。トレーラー内には大型浴室も完備、プライベートドッグランにもなるガーデンスペースには焚火台が設置されているので、キャンプファイヤーも楽しめます。敷地を囲うように設置された周遊ドッグランでは、思い切り駆け回る愛犬の姿が見られるかもしれません。
<施設情報>
【ドッグにグッドなグランピング】
住所/和歌山県和歌山市湯屋谷111-1
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト10:00
アクセス/[電車]JR阪和線「紀伊駅」から車で約5分
[車]阪和道「和歌山出口」より約15分・京奈和道からは「岩出根来出口」より約10分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/dog-good/
大自然を感じながら愛犬と過ごす時間は、かけがえのない思い出をつくってくれます。いきなりキャンプデビューは心配という方は、まずはグランピング・デビューからはじめてみてはいかがでしょう。
今回ご紹介した他にも、愛犬と滞在できるグランピング施設があります。ぜひリゾグラでチェックしてみてくださいね。
※本コラムは、2022年9月9日現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
WRITER/村田幸音
犬の管理栄養士・ペット災害危機管理士
犬・猫・うさぎ・ハムスター・亀・熱帯魚・インコ・ヒヨコを家族に育ち、現在は柴犬と暮らす愛犬家。趣味は犬連れ旅行と犬連れごはん。
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