せっかくキャンプを計画したのに、当日雨だと残念な気分になりますよね。中にはやむを得ず計画を中止する方もいるのではないでしょうか。しかし、雨の日のキャンプには、雨だからこそのメリットもたくさんあります。 そこで今回の記事では、雨キャンプの楽しみ方、必需品、メリットについてまとめました。また、「雨の日でもキャンプ気分を味わいながら快適にアウトドアがしたい!」という方のために、グランピング施設も紹介します。「アウトドアを楽しみたいけど、雨が降るのが心配…」という人はぜひ参考にしてください。
晴れた日のキャンプは、青空の下でアクティブな活動ができますが、雨の日はそうもいきません。しかし、いつもとは少し違った視点でキャンプに挑戦すると、思わぬ楽しみが見えてきます。まずは雨キャンプの楽しみ方やおすすめの過ごし方を紹介します。
雨の日は、テントの中で過ごす時間が増えるので、ゆったりとした時間の流れを感じられるはず。そのためゲームや読書など、室内で行えるアクティビティを楽しみましょう。雨音を聞きながら好きなことに没頭できるといいですね。グループならトランプやボードゲームを楽しむのもおすすめです。
プロジェクターやスマホを使って、映画鑑賞するのもおすすめです。まとまった時間を集中的に取れ、周囲から邪魔されずに没入できるでしょう。雨が降っていると周囲への音漏れが軽減される上、キャンパーも少ないので、周りの状況を気にせず映画鑑賞を楽しめます。
キャンプの醍醐味ともいえる焚き火や、バーベキューなどのキャンプ料理は、タープを用いれば雨の日でも楽しめます。いつもとは違った雰囲気の中で行う焚き火も乙なもの。雨の日のキャンプ場は気温が低くなりがちなので、いつもより火のありがたみを感じることでしょう。また湿気が多い中、工夫して火起こしする必要があるので、キャンプの経験値も一段階上げられます。
雨の日ならではの自然を堪能するのもおすすめです。雨の日にしか見られない景色や生き物など、普段とは違った発見もあるかもしれません。また、雨が降ったりやんだりと変わりやすい天気のときは、突然、雲の隙間から明るい陽の光が差し込んできたり、美しい虹が空いっぱいに広がったりと、ちょっと得したような気分になる景色が見られることがあります。
雨の日は水が濁り、魚の動きが変わるため、活性が上がって普段よりも魚が釣れやすいといわれています。そのため雨の日は大物を狙うチャンスかもしれません。また、水濡れ必至のラフティングなどにあえて挑戦するのもありですね。
ただし、雨の勢いが強いと川の水位が上昇し危険です。思わぬ事故の原因にもなるので、水辺のアクティビティは小雨の時に限定し、事前に雨量や川の状態をしっかり確認したうえで楽しんでくださいね。
雨の日のキャンプを楽しむために、持っておくとよいアイテムを紹介します。雨キャンプでは必需品が増えるので、しっかり準備を整えてキャンプに臨みましょう。
雨キャンプはほとんどの時間をテントの中で過ごすことになりますが、テントの設営時や移動時は必ず雨に打たれてしまいます。そのため、レインウェアは忘れずに準備してください。またぬかるみも多いので、レインシューズもあると心強いでしょう。
テントと地面の間に敷くグランドシートも必需品です。さらに濡れたり汚れたりしたものを車に積む際は、あらかじめブルーシート敷いておくと車が汚れずにすむので便利です。
雨をしのぎ、屋根の役割をするタープも必需品です。タープは、雨だけでなく風も防いでくれるので、焚き火や料理をする際には必ず用意しておきましょう。
料理などで長時間火を使う場合は、ガスコンロやガスバーナーも重宝します。炭は湿気が多いと着火しにくく扱いにくいものですが、ガスコンロやガスバーナーなら火おこしの手間がなく、安定した火力で調理できるます。
濡れたものを入れておける防水バッグもあると便利です。濡れたもの、汚れたものを分けて入れられるように、袋類はいつもより多めに持っておきましょう。
濡れた体を拭くタオル類もいつもより多めに準備しておきましょう。また気温が下がりやすく体温も奪われやすいので服装に注意し、着替えは多めに、防寒具もしっかり用意しておくとよいですね。
雨の日でも工夫次第でキャンプを楽しむことができます。雨キャンプの楽しみ方を知っていれば、キャンプ当日が雨でも気落ちせずにすむはずです。
キャンプなどのアウトドアは晴れた日に行う人が多く、雨の日だと予定をキャンセルする人もたくさんいます。しかし、雨の日のキャンプは、周囲に人が少なく周りも静かなので、いつもは混んでいる人気のキャンプ場でもゆったりと過ごせます。普段より人の少ない環境でキャンプができるのは、雨の日の大きなメリットです。
雨の日はテントの中やタープの下で、いつもよりゆったりとした時間を満喫できるのも、雨キャンプのメリットです。何も考えずにぼーっとしたり、雨音を聞きながらコーヒーを楽しんだり、雨キャンプで心と体をリラックスさせるのもいいですね。
蚊やブヨなどの虫が多いキャンプ場でも、雨が降れば活動が弱まります。全ての虫がいなくなるわけではありませんが、不快な虫に悩まされずにすむため、普段より快適さは増すはずです。「虫が嫌だからアウトドアは気が乗らない」という人は、雨の日が狙い目かもしれません。
キャンプ初心者にとって、雨の日のキャンプは難易度が高いもの。特に、小さなお子様がいると外でのびのび過ごせない雨キャンプでは時間を持て余してしまいがちです。そんな方におすすめなのが、ベッドや冷暖房設備などがそろった快適な環境でアウトドアレジャーができるグランピング施設。グランピングなら、天候に左右されることなくキャンプ気分を味わえます。
今回は雨が降っても時間を持て余すことなく楽しめるグランピング施設を3つピックアップしました。天気を気にせず、気軽にアウトドアを楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
都心から車で約100分、富士山の麓の山梨・山中湖村にあるグランピング施設です。富士山を目の前に、最高の大自然を味わえます。
各テントの横に個別の食事スペースを完備。全天候型のプライベート空間になっており、雨天時でも快適にバーベキューが楽しめます。アメニティとしてプロジェクターを借りられるので、雨で外での活動ができないときは映画鑑賞やYouTubeの視聴に集中してもいいですね。
<施設情報>
【ル・ニド】
住所/山梨県南都留郡山中湖村平野字中ノ侭3800-1
TEL/080-5233-7807
営業時間/チェックイン15:00~ チェックアウト翌日~10:00
アクセス/[電車]東京方面から約3時間
JR「新宿駅」より特急 甲府行乗車、「大月駅」にて特急 河口湖行に乗換後「富士山」駅で下車。富士山駅より御殿場プレミアムアウトレット行のバスにて約30分で「山中湖ホテルマウント富士入口」で降車。徒歩約30分、車で5分程。
[車]東京方面より約1時間40分
中央自動車道経由。山中湖ICより8分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/le-nido/
2022年5月にオープンしたばかりの、今流行りのサウナでの「整う」体験ができるグランピング施設です。御宿海水浴場まで徒歩1分の好立地ですが、天然温泉の貸切風呂があるので、雨が降って海水浴が楽しめないときは、温泉&サウナをセットで楽しみましょう。
併設されているパブリックスペースで、ビリヤード、卓球、ダーツなどをして遊べるので、雨が降って外でのアウトドアが難しくなった時でも楽しい時間を過ごせます。
<施設情報>
【THE BONDS】
住所/千葉県夷隅郡御宿町浜465
TEL/0470-64-4751
営業時間/チェックイン15:00~ チェックアウト翌日10:00
アクセス/[電車]東京駅より 約1時間15分 東京駅よりJR京葉線 特急わかしお に乗車後御宿駅下車、徒歩10分(700m)
[車]東京都内より 1時間30分 東京湾アクアライン/国道409号 経由
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/the-bonds/
北茨城エリアに位置する、温浴施設が併設されたグランピング施設です。絶景風呂から眺める太平洋の水平線は圧巻。
お部屋は、直径6mの大きな全天候型ドームテントとラグジュアリーなトレーラーハウスがあり、いずれも屋根付きの専用食事スペースを併設。雨の日でも安心してバーベキューを楽しめます。温泉のほか、アクティビティとして、大人も子どもも楽しめる手作りピザ体験(無料・要予約)があるので、雨の日も室内で楽しい時間を過ごせるでしょう。
<施設情報>
【グランピングヴィレッジIBARAKI】
住所/茨城県北茨城市磯原町磯原2547-3
TEL/0274-73-4111
営業時間/チェックイン15:00 チェックアウト10:00
アクセス/[電車]JR常磐線「磯原駅」より、無料送迎にて約5分 ※無料送迎はご予約の際にご相談ください。
[車]常磐自動車道「北茨城IC」より約10分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/glamping-village-ibaraki/
※本コラムは、2022年12月25日現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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