気候も穏やかで過ごしやすい春はキャンプやアウトドアを楽しむのに絶好のシーズン!とはいえ花粉症や昼夜の寒暖差など、屋外で過ごすからこそ気になることもたくさんありますよね。今回の記事では、春キャンプの魅力に加えて、飛散シーズンを迎えた花粉への対策や、夜間の寒さ対策、キャンプ場での防犯対策など、より春キャンプを快適に楽しめるおすすめのグランピング施設を紹介します。
目次
春キャンプのシーズンは3月下旬頃からスタート!ベストシーズンは4月中旬から5月下旬の梅雨入り前までです。3月はまだ夜間は寒くしっかりとした防寒対策が必要ですが、4月が近づくにつれ徐々に気温が上がってきて過ごしやすくなります。オートキャンプ場や日帰りBBQができる施設なども人気となってきますね。
キャンプと言えば、夏のイメージを持つ方も多いですよね。春は気候が安定し、過ごしやすいため、アウトドア初心者のキャンプデビューにもおすすめのシーズンです。春キャンプの魅力を紹介します。
春は暑すぎず寒すぎない気持ちの良いシーズン。虫もまだ少ないので、屋外でも快適に過ごせます。気候も安定しているため、晴れの日が多いのもうれしいですね。
キャンプの醍醐味のひとつである焚火。ところが焚火の近くは、夏だと暑く感じることも。一方、寒さの厳しい冬は、焚火だけでは暖が取れないことも。過ごしやすい春の夜間なら、焚火もとても心地良く感じられます。焚火の魅力を最大限味わえるのも、春キャンプの魅力です。
草木が芽吹く春に、旬を迎える食べ物がたくさんあります。彩り豊かな旬の食材をふんだんに使ってBBQやアウトドアクッキングが楽しめます。
春には、いちご狩りをはじめ、新玉ねぎや新じゃが、豆類など、野菜や果物の収穫体験を行う農園も多くなります。小さいお子さんを連れてファミリーキャンプを計画するとき、収穫体験も一緒に楽しんでみるのもおすすめです。
春は草木が芽吹く季節のため、山や川などアウトドアシーンでさまざまな美しい景色が見られます。桜をはじめ、ネモフィラやチューリップ、つつじなど、春に開花する花はたくさんありますね。桜の名所がキャンプ場から近く、お花見ができるところもあります。
春ならではの魅力がたくさんある春キャンプ。より快適、安全に楽しむためにやっておくべき対策を解説します。
春は暖かくなってくるとはいえ、夜間はまだ寒いもの。気温が高い日中と気温の低い夜間の寒暖差に備える必要があります。
また風が強いと屋外では実際の気温よりも寒く感じることもあるでしょう。自然環境の中で過ごす春キャンプは、防寒対策が必須です。以下のような準備や工夫をしておきましょう。
・テントや寝袋は冬仕様にする
・寒暖差に合わせて、脱ぎ着しやすい服装にする
・ブランケットなど暖かく過ごせるアイテムを用意する
春は虫が活動を始めるシーズン。夏よりは少ないとはいえ、虫よけ対策や虫刺され対策をしておくのがおすすめです。
・虫よけスプレーやリングを用意する
・虫が多い場所は長袖で過ごす
・テントの中に虫が侵入しないよう注意する
・虫刺され用の塗り薬やパッチを持参する
春は風が強いため焚火の火が大きくなりやすく、風であおられ、服や道具などに火が燃え移ってしまうことも。設営したテントやタープが強風で飛ばされるのも心配ですよね。安全に焚火やキャンプを楽しむように、以下の風対策をしておきましょう。
・焚火台を用意する
・テントやタープはしっかり固定する
・バケツに水を入れておくなど、すぐに消火できる準備をしておく
春になると花粉の飛散量が多くなります。花粉症の方にとってはつらい時期ですよね。以下のような花粉症対策をして、春キャンプを楽しみましょう
対応策 | 対策すること・準備するもの |
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薬の服用 | かかりつけなどに花粉症の薬を処方してもらう |
花粉対策グッズ | ・花粉ブロックスプレー ・目薬 ・鼻水止 ・加湿器 |
服装 | ・マスクと帽子を着用 ・コンタクトは避けて眼鏡にする ・花粉をすぐに落とせる素材の服にする |
花粉を避ける | ・自分がアレルギー反応を起こす花粉の種類を知っておく ・花粉の多い木の近くにテントを建てない ・テント内に花粉が入らないように開け閉めに注意する |
花粉の少ない場所・花粉を落とせる場所を選ぶ | ・海や湖畔の近くでキャンプする ・山中は避ける ・花粉をすぐに落とせる温泉やお風呂があるところにする |
自然あふれるキャンプ場やアウトドアシーンでは、都市部にはない危険がたくさんあります。気温が暖かくなる春は気分も開放的になり、外出する人も増えます。人手が増えることからも、春は冬よりも犯罪が増加傾向に。屋外で多くの人と過ごすキャンプ場では、万が一の犯罪が起きてしまう可能性もあります。以下のような事故や防犯対策をしておきましょう。
怪我・事故への対策 | 防犯対策 |
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・火の不始末は厳禁、かならず消す ・野生動物が出没する場所には近づかない ・嵐や雷、大雨など自然災害に関する最新情報を入手し、適切な行動をする | ・管理人がいるなど防犯性の高いキャンプ場や施設を選ぶ ・夜荷物を外に出しっぱなしにしない ・キャンプ中、SNSでのリアル投稿は避ける ・テントサイトを長時間不在にしない ・防犯ブザーなどの防犯グッズを携帯する |
キャンプデビューをするからこそ、安心安全な環境で春キャンプを楽しみたいですよね。安全性が高く、快適な環境で過ごせるグランピングはキャンプデビューをしたい初心者の方にもおすすめ!東海地方で春を満喫できるアクティビティや設備がそろった、春キャンプデビューにもおすすめのグランピング施設を次に紹介します。
伊勢志摩・英虞湾の春の穏やかな景観を望みながらのグランピングが楽しめる施設。敷地内には各棟独立型の大型ドームテントが3棟のみ、さらに各ドームテントには個別のトイレとバスルームがあるプライベート感を重視した設計になっています。女性同士や小さいお子さんのいるファミリーキャンプでも、安心安全のアウトドア時間が過ごせます。
松坂牛や新鮮な海鮮、地元野菜など三重県の旬の新鮮食材を盛り込んだ豪華なグランピングBBQや、ポップコーンやピザの手作り体験、焚火体験など初心者でもアウトドアを満喫できるアクティビティも豊富です。
<施設情報>
【グランピングヴィレッジ THANS(サンズ)】
住所/三重県志摩市志摩町片田字大倉5002-2
TEL/090-8239-9616
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト翌日~10:00
アクセス/[電車]大阪方面より 約3時間42分
近鉄特急 難波駅〜鵜方駅下車、公共バスにて「布施田東」下車後徒歩約13分で到着
名古屋方面より 約3時間5分
近鉄特急 名古屋駅〜鵜方駅下車、公共バスにて「布施田東」下車後徒歩約13分で到着
近鉄「鵜方駅」もしくは「賢島駅」まで送迎可能(事前予約制)
※鵜方駅14:20/賢島駅14:30のお迎え
[車]大阪方面より 約3時間9分 名阪国道/国道25号 と 伊勢自動車道 経由
名古屋方面より 約2時間35分 東名阪自動車道 と 伊勢自動車道 経由
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/glamping-village-thans/
伊勢賢島エリアの広大な敷地内に個性的なさまざまなタイプのお部屋を設けたグランピング施設。夜間限定で中央広場に登場するキッチンカー「HOSHIZORA the BAR FREE」でのドリンクサービス、管理棟に設けられたハーゲンダッツアイスクリームの食べ放題サービス、不定期開催のアコースティックライブなど、宿泊料金の中に含まれている「インクルーシブサービス」が自慢。いちごの収穫体験など、春限定のアクティビティも用意されています。
三重県志摩市の地元企業・志摩自然学校が実施するスノーケリングやSUP、釣りなどのマリンアクティビティ体験への参加も可能。自然あふれる環境だからこその体験を、初心者でも安心安全に体験できます。
<施設情報>
【グランドーム伊勢賢島】
住所/三重県志摩市阿児町神明863-4
TEL/0771-77-1077
営業時間/チェックイン15:00 チェックアウト翌日11:00
アクセス/[電車]近鉄志摩線「賢島駅」より徒歩15分(要事前予約にて無料送迎あり)
[車]第二伊勢道路「鳥羽南白木IC」から約35分
伊勢自動車道「伊勢西IC」から約30分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/glampdome-isekashikojima/
伊豆半島の東伊豆町にあるグランピング&カフェ施設。東京や横浜などの主要都市から特急列車で乗り換えなし、車でもアクセスしやすい立地ながら、目前にする太平洋の情景をはじめとした自然環境のなかでグランピングが楽しめます。
敷地内には、わずか2棟のドームテントのみ。近隣には2月下旬から咲き始める河津桜の名所をはじめ、日本一のひな壇飾りが展示されている素戔嗚(すさのお)神社、自然の神秘を感じられる大室山などのパワースポットがあります。併設されたカフェでは、地元の鮮魚や伊豆半島の新鮮野菜を使ったこだわりの食事を提供。昼食のランチプレートもあります。
<施設情報>
【東伊豆のグランピング&カフェ La-gom~ラゴム】
住所/静岡県賀茂郡東伊豆町稲取8-1
TEL/070-7643-1202
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト 翌日9:00~11:000
アクセス/[電車]「伊豆稲取」駅より約10分 東海道・山陽本線にて品川駅~熱海駅下車、熱海駅より伊豆急行線にて「伊豆稲取」駅にて下車
[車]東京方面より約3時間 国道135号経由
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/lagom/
※本コラムは、2023年1月11日現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設・各都道府県キャンペーンの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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