
日本を代表する山・富士山を望む河口湖は、その美しい景色や観光名所で多くの観光客を魅了しています。河口湖周辺には、自然の魅力を堪能できるスポットだけでなく、おいしい食事が楽しめる場所も豊富にあり、これもまた訪れる人々を惹きつけるポイントです。 この記事では、河口湖のご当地グルメスポットやお土産にもおすすめな富士山グルメを紹介します。
目次
東京からわずか2時間のバス移動でたどり着ける河口湖は、その交通の便の良さだけでなく、雄大な富士山を背景に四季折々の自然の姿を楽しめるのが魅力です。
レンタカーの利用はもちろん、現地では周遊バスも走っており、各観光名所を回りやすいのもさらに魅力。
春は桜やラベンダーなどの花々が美しく、夏は湖でのアクティビティも楽しめ、秋には紅葉、冬には雪化粧した富士山など、どの季節に訪れても魅力ある景色を楽しめます。
観光スポットも神社や美術館、公園、ロープウェイなど、日本の伝統を感じられる場所から河口湖の大自然を感じられる場所など多彩です。
しかし、河口湖の魅力は自然や観光施設だけではありません。河口湖グルメも堪能して、河口湖を100%楽しみましょう。
河口湖周辺には富士山麓の食材をふんだんに使った絶品グルメや、富士山をモチーフにした可愛らしいご当地グルメが数多くあります。
河口湖駅から徒歩4分の好立地にある「冨士天ぷら いだ天」でも河口湖グルメが味わえます。
名物の「冨士山天丼」は2人前の大ボリュームで、富士山をイメージした大きな海老天や樹海をイメージしたピーマン天、溶岩や火口をイメージしたいくらの軍艦巻きやなす天が豪快に盛られています。
人気メニューの大海老やふぐの天ぷらを盛り合わせた「大海老天盛り合わせ」のほか、単品や盛り合わせのメニューも豊富で、価格もリーズナブルでおすすめです。
1976年創業の老舗寿司屋「寿司善」では、河口湖のご当地グルメ「かっぱめし」を味わえます。
かっぱめしは、河口湖に伝わるカッパ伝説にちなんで生まれた料理で、カッパの好物であるきゅうりの浅漬けや味付けされたとろろをご飯に乗せたものが基本です。
寿司善のかっぱめしはとろろの下にマグロの漬けがあり、かっぱ巻も一緒に出されるところがオリジナル。かっぱめしだけでなく、新鮮な魚を使った寿司もどれも絶品です。
河口湖を訪れるなら必ず味わっておきたいのが「ほうとう」。ほうとうとは平打ち麺とかぼちゃや山菜を味噌ベースのスープで煮込んだ山梨県を代表する郷土料理です。
ほうとうを味わうなら「ほうとう不動」がおすすめで、4つある店舗のなかでも東恋路店が特におすすめです。
建築家・保坂猛氏が手掛けた東恋路店は、雲の形をしたユニークな外観を楽しめるだけでなく、窓から富士山を眺められます。
ほうとう不動のメニューには、「不動ほうとう」「稲荷寿司」「馬刺し」をはじめとした、こだわりの逸品が揃います。
河口湖での思い出作りに、ぜひほうとう不動で河口湖グルメの代表「ほうとう」を味わってみてください。
築150年の歴史を持つ古民家で伝統料理を味わえる「山麓園」もおすすめのグルメスポットです。炉端焼きを楽しめる山麓園は河口湖駅から歩いて15分の立地で、2階席の窓からは富士山が見えます。
囲炉裏の炭火で魚介類や野菜などを焼く「炉端焼き」は日本発祥の料理方法です。山麓園のセットメニューでは、甲州牛や山麓豚といった地元食材を味わえ、河口湖グルメの定番「ほうとう」も堪能できます。
河口湖周辺グルメなら、富士吉田市を代表する「吉田のうどん」も外せません。「免許皆伝」は有名人も訪れる人気店で、店内には多くの著名人のサイン色紙が飾られています。
甘く煮た牛肉とちくわの天ぷら、わかめ、油揚げをトッピングした「欲ばりうどん」が特に人気のメニューです。
吉田うどんはコシの強さが特徴ですが、免許皆伝の麺はやや柔らかめで、初めて吉田のうどんを食べる人や子どもにもおすすめです。
地元の人にも愛される人気店なので、吉田のうどんを試すならぜひ訪れてみてください。
河口湖グルメスポットとして紹介したい場所の一つには、河口湖の北岸「大石公園」すぐ近くの「BRNAD NEW DAY COFFEE」もあります。
河口湖周遊バスのレッドラインの利用でアクセスが便利な「富士大石ハナテラス」内にあるカフェで、テラス席から雄大な富士山を眺めながらの素敵なカフェ時間を過ごせます。
富士大石ハナテラス内には、他にもカフェや雑貨店、お菓子やお茶の専門店があり、お土産選びに立ち寄るのにもおすすめです。
~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイで天上山に登ると、頂上には「たぬき茶屋」があります。天上山は昔話「かちかち山」の舞台といわれていて、茶屋では物語に登場するたぬきやうさぎをモチーフにした食べ物やお守りが売られています。
炭火で焼き上げた「たぬき団子」や「うさぎ団子」には富士山のイラストが描かれており、思わず頂上から眺める富士山や河口湖を背景に写真を撮りたくなる見た目です。
頂上の展望台から美しい富士山の景色を楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
河口湖を訪れるなら、地元グルメをお土産として持ち帰るのもおすすめです。河口湖ならではの富士山をモチーフにしたものもたくさんあり、見て回るのも楽しいでしょう。
ここからは、お土産にもなる河口湖らしい地元グルメを紹介します。
「FUJIYAMA COOKIE Mt.Fuji」は富士山の形の可愛らしい「フジヤマクッキー」を買えるお店です。
バニラ、紅茶、ストロベリー、抹茶、ショコラの5つのフレーバーがあり、雪をかぶった富士山をイメージしたホワイトチョコレートがかかったタイプもあります。
3枚、5枚、7枚、10枚、15枚などさまざまなパッケージがあり、お土産を渡す相手に合わせて選びやすいのもポイントです。
国産小麦粉などの厳選素材を使用したこだわりのクッキーは、サクサクと口の中でほどけ、優しい味わいです。
「FUHISAN SHOKUPAN」も河口湖グルメで外せない一品です。
「食パン専門店 FUJISAN SHOKUPAN」のパンは、富士の天然水と山梨県産の小麦、富士山麓の牛乳など、地元素材を厳選して使用するこだわりがつまっています。
パンの日持ちは長くないため、自分へのお土産かすぐ渡せる人へのお土産用とはなりますが、店名にもなっている「FUJISAN SHOKUPAN」は、切ると雪をかぶった富士山の姿が現れ、見た目にもインパクトがあり手土産としても喜ばれます。
河口湖グルメを語るうえでは「ラ・ヴェルデュール木村屋」も外せません。
ラ・ヴェルデュール木村屋の一番人気は「ふじさんプリン」。地元産の卵と地元でしか採れないハチミツを使用したコクの深い味わいのプリンで、キャラメルに使われた山梨県産白ワインが上品に香ります。
ほかに、河口湖プリンや世界の富士山ケーキ、富士山カラーのアイスキャンディーもあります。
お土産にするには日持ちの短いものもありますが、クッキーやフィナンシェ、パウンドケーキなどの販売もあるので合わせてチェックしてみてください。
日本らしいものとして和菓子をお土産にするなら、100年以上の歴史ある「金多留満」の「富士山羊羹」がおすすめです。富士山の姿を表した羊羹は常温で30日程度持つのでお土産にもぴったりです。
商品はさまざまな味や限定フレーバーがあり、選ぶのも楽しくなります。
金多留満では、毎月22日(ふじの日)に223個限定で「富士の錦」という羊羹の販売もあります。日程が合えば、ぜひ限定の羊羹を買い求めてみてください。
富士スバルラインの終点である吉田口五合目にあるパン屋「あまの屋」では「富士山めろんぱん」を購入できます。山型のパンに雪をイメージしたパウダーシュガーと溶岩石をイメージしたココアパウダーがかかった富士山をモチーフにしたパンです。
お土産用に箱入りのものもありますが、その場で食べられるよう紙の袋に入れてもらうこともできます。
五合目にはお土産屋さんも多く集まっているので、合わせて周辺のお店を回ってみるのもおすすめです。
自然豊かな河口湖には、自然を感じながらおいしい料理を堪能できるグランピング施設が増えています。
大自然の中でのバーベキューや、地元の新鮮な食材を使った料理を堪能する体験は特別な旅の思い出となることでしょう。
「HOSHIFULL DOME FUJI」では、直径6m仕様のドーム型テントを1棟貸切で利用でき、食事付きプランではほうとうや冷やし吉田うどんも味わえるBBQメニューが提供されます。
満天の星が美しく、キャンプファイヤースペースもあるので、河口湖を夜まで存分に楽しめる施設です。
グランピングを楽しみながら、河口湖の自然とグルメを満喫しましょう。
以上、河口湖のグルメ情報をまとめました。
河口湖には、地元ならではのおいしいグルメがたくさんあります。富士山を望む自然あふれる河口湖では、グランピングでおいしい食事を楽しむのもおすすめです。
ほうとうやうどん、寿司、天ぷら、お土産にもぴったりなパンやスイーツなど、旅行の楽しみの一つとして、ぜひ地元の味を堪能してください。
ここでのグルメ情報も参考に、河口湖ならではのグルメ体験を存分に楽しんでください。
グランピングコラム