
北海道にはラベンダー畑や緑豊かな景色、花火など、夏にしか見られないものが多くあります。夏の北海道は本州より涼しく、比較的湿度も低いため、避暑地としてや旅行先としても人気です。 この記事では、そんな夏の北海道旅行を攻略するための役立つ情報を紹介します。 夏の北海道旅行に最適な服装や注意点、夏に訪れたい観光スポットやおすすめの宿泊施設を紹介するので、北海道旅行の計画に役立ててください。
目次
北海道には6月〜8月の時期に旅行で訪れたい魅力的な場所がたくさんあります。
夏ならではの北海道の美しい景色やイベントを存分に楽しむために、北海道旅行に最適な服装や注意点をよく確認しておきましょう。
夏の北海道攻略のためには、旅行に最適な服装について知っておくことも重要です。
北海道は広く、エリアにより平均気温が異なりますが、ここでは札幌の気温データを参考に見てみましょう。
気象庁が出している気象データの過去3年分(2022年〜2024年)を参照し、北海道・札幌の平均気温を出すと下記のようになります。
【北海道・札幌の過去3年間の気温平均】
6月 | 7月 | 8月 | |
---|---|---|---|
平均気温 | 18.3℃ | 23.4℃ | 24.6℃ |
最高気温 | 23.0℃ | 27.7℃ | 28.7℃ |
最低気温 | 14.6℃ | 20.26℃ | 21.6℃ |
※気象庁データを元に作成
日本では7月と8月が1番暑くなる時期ですが、北海道の平均気温は23〜25℃が目安です。
北海道でも最高気温が30℃を超える日はありますが、東京をはじめとした本州のほかの地域に比べて比較的過ごしやすい気候といえます。
北海道は比較的湿度が低いこともあり、夜は肌寒く感じることもあります。北海道旅行には、半袖の服だけでなく、薄手の長袖やカーディガンも用意しておくと安心です。
また、北海道は広く、エリアにより気温が異なるため、旅行前に現地の気温をよくチェックしておくようにしましょう。
夏の北海道旅行では、下記の点に注意しましょう。
・こまめな水分補給や日焼け対策を十分にする
→夏でも過ごしやすい北海道ですが、日中は30℃を上回ることもあります。熱中症対策をしましょう。
・虫除け対策を万全にする
→ 自然豊かな北海道では蚊も多く、川や森に近づくときは長袖や長ズボンを身につけたり、虫除けスプレーがあったりすると安心です。
・台風の情報にも注意する
→ 北海道に台風が上陸することは少ないですが、フライトに影響が出たり、旅行中に大雨に見舞われたりすることもあります。北海道旅行中は台風情報にも注意するようにしましょう。
・旅行の予約は半年〜3ヶ月前までにする
→ 避暑地としても人気の北海道は観光客が多いエリアです。北海道旅行の予約は早めに済ませておくようにしましょう。
北海道旅行攻略の鍵は、エリアを絞った旅行計画を立てることです。北海道は大きく、限られた時間で一度にすべてのエリアを回りきることはできません。
北海道旅行の計画を立てるときは、下記の4つの北海道のエリア分けから絞り込むのがおすすめです。
・道北エリア ⋯ 旭川、美瑛、富良野など
・道央エリア ⋯ 札幌、小樽、ニセコなど
・道南エリア ⋯ 函館、北斗など
・道東エリア ⋯ 釧路、帯広、知床など
うまくエリアを絞り込み、最適な旅行プランを立てて北海道旅行を攻略しましょう。
以下、北海道の4つのエリアそれぞれのおすすめ観光スポットや夏のイベントを紹介します。
北海道・道北エリアには、流氷が有名な「紋別」や、自然あふれる「利尻島」や「礼文島」などがあります。
夏の道北エリアを中心とした北海道旅行攻略なら、下記の観光スポットやイベントがおすすめです。
富良野エリアの「ファーム富田」は、北海道の夏を代表する観光スポットです。
ラベンダーの開花時期は7月上旬〜中旬で、見ごろは7月中旬。ラベンダーのやわらかな香りに包まれ、あたり一面に広がる鮮やかな紫色の花の絨毯を見ればきっと心が癒やされるでしょう。
北海道で人気のラベンダーソフトクリームも試してみてください。
牧歌的な風景が魅力の美瑛町の展望花畑「四季彩の丘」も見逃せない観光スポットです。
夏は、ルピナスやラベンダー、ひまわりなどを楽しめます。北海道の大自然を感じながら、花々作り出す美しい縞模様を観賞しましょう。
北海道の先住民族・アイヌ民族の文化に沿う「層雲峡温泉峡谷火まつり」も夏の北海道観光でチェックしておきたいものの1つです。
炎の演出が特徴的なまつりで、アイヌの伝統舞踊や演舞を見られます。まつりは7月下旬〜8月中旬にかけて開催されます。
空の玄関口「新千歳空港」がある北海道・道央エリアは、「札幌」や「小樽」、「ニセコ」など、北海道の定番観光スポットが集中するエリアです。
夏らしいイベントと定番の観光スポットをあわせて回り、北海道旅行をうまく攻略しましょう。
「さっぽろ夏まつり」は、7月中旬から8月中旬にかけて札幌全体で開催される大規模イベントです。
ビアガーデンや盆踊り、演舞やショーなど、期間中札幌市内のさまざまな会場で賑やかな雰囲気を楽しめます。
6月と7月、そして10月には、登別温泉の護り神とされる「湯鬼神(ゆきじん)」が無病息災を祈り、手筒花火を打ち上げる「地獄の谷の鬼花火」があります。
8mの高さまで火花が上がる様子は迫力満点。地域の伝統を伝えるイベントを夏の北海道旅行で見に行ってみてはいかがでしょうか?
北海道屈指の名湯・定山渓温泉では6月〜10月の間、光のイベント「JOZANKEI NATURE LUMINARIE」を開催しています。温泉街の自然散策路がイルミネーションやプロジェクションマッピングで幻想的に彩られます。
北海道での温泉旅行を光のアートと一緒に楽しみましょう。
北海道・道南エリアには、「ロングラン花火大会」で約半年間花火を打ち上げる「洞爺湖」や、有名観光地の「函館」があります。
北海道・道南エリアにも、夏のおすすめがたくさんあります。
函館山の山頂にある「函館山展望台」からは函館の市街地を一望でき、その夜景は日本三大夜景に数えられています。ただし、7月〜9月は日中との気温差により霧が出やすいので注意しましょう。夜だけでなく昼間に訪れても、青空と函館の美しい海を眺める開放感あふれる景色を満喫できます。
夏の北海道旅行で函館エリアを訪れるなら、毎年8月頃に開催される「函館港まつり」もチェックしておきたいイベントです。
踊り子が街を練り歩くパレードや花火大会など、活気あふれるまつりです。
北海道・道東エリアは、世界自然遺産の「知床」、日本最大の湿原がある「釧路」などが位置するエリアです。
青々と木々が繁る夏の時期に北海道を訪れるなら、北海道・道東エリアの自然に浸るのがおすすめです。
「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」は、実際に夜の森の中を歩き、北海道の先住民族・アイヌの文化に触れられる体験型アクティビティです。
光の演出が美しく、幻想的な世界に入り込めます。5月中旬〜9月中旬に開催されます。
「オシンコシンの滝」は日本の滝100選に選ばれており、知床八景の1つにも数えられる北海道が誇る滝です。
夏は周囲が深い緑に覆われ、晴れた日には青空との美しいコントラストを作り出します。勢いよく流れ落ちる滝は北海道旅行に行くなら絶対に見ておくべきものです。
夏の北海道を攻略するなら、どっぷりアウトドア体験に浸るのもおすすめです。
せっかく夏の北海道を旅行するなら、北海道の大自然を満喫できるグランピング施設での宿泊を検討してみてはいかがですか?
以下では、北海道・道央エリア観光で特におすすめなグランピング施設を紹介します。
「ルスツグランピング スノーポッド」は、洞爺湖やニセコまで30分の場所に位置し、北海道・道央エリア旅行の拠点にぴったりです。
客室はドーム型テントとトレーラーハウスが用意されており、北海道の大自然に囲まれながら、本格BBQや焚き火を楽しめます。
札幌周辺エリアのグランピング施設「グランピング&キャンプ 北広島かえるcamp」もおすすめです。
客室は4台限定のトレーラーで、本格的なキャンプアイテムも備わっており、誰でも気軽に北海道でのアウトドア体験を楽しめます。「北海道の魅力満載BBQセット」でジンギスカンやほっけの開きも味わい、北海道グルメも攻略してしまいましょう。
洞爺湖周辺での滞在を考えるなら「奥洞爺倶楽部」があります。
敷地内には貸切風呂や洞爺湖を望むアウトドアサウナもあり、北海道の美しい自然を満喫するラグジュアリーな時間を過ごせます。
7月〜10月は提携の果樹園で果物狩りを楽しめるのもポイントです。
小樽周辺のグランピング施設をお探しなら、小樽市街地から15分の「温泉グランピング 小樽はなえみ」はいかがでしょうか?
施設向かいの温泉施設を割引価格で利用でき、旅の疲れを癒したら、北海道の新鮮食材を使用したグランピングBBQでお腹も心も満たしましょう。
夏の北海道には、ラベンダーやまつりなど、その時期にしか楽しめないものが多くあります。
北海道旅行をうまく攻略するには、エリアを決めてじっくり見られる旅行プランを立てるのがおすすめです。
夏の北海道だからこそ楽しめるプランを豊富に組み、北海道での体験を存分に楽しみましょう。
グランピングコラム