地元に帰るといつも遊んでいる、高校時代の友人と一緒に「SHIOSAI TERRACE PREMIUM GLAMPING RESORT(シオサイテラス)」でグランピングをはじめて体験。
「グランピングって女子やカップルがやるものじゃないの?」と思っていたら大間違い。
大自然のなかでのBBQに窯ピザ作り、夜空を見ながら傾けるビール。男ふたりで大満足の時間を満喫してきました!
目次
予定が急に空いたため「ちょっと地元に帰ろうかな」といつも遊んでいる友人(A)に連絡。GWやお盆などまとまった休みならふたりでキャンプや釣り、BBQなどをして楽しむのですが、今回は梅雨時期。雨の心配もあるし、週末のみの帰省で準備の時間がありません。
何しよっか~と相談していたところ、「じゃあ、グランピングは?」とAから提案がありました。
地元・和歌山の白浜エリアにできたグランピング施設「シオサイテラス」が結構人気のようでちょっとした話題なのだとのこと。
「準備もいらないし、もし雨が降っても大丈夫。ホテル感覚でBBQも楽しめそう」「俺らもいい歳だし(笑)、ちょっとリッチなキャンプしてみない?」とAは乗り気。
「でも、グランピングって女子や子ども向けじゃ?俺ら楽しめるかなー」と、私は当初不安でした。
「うまいものも食えるし、一回やってみたかったんだよね」とAはすっかり行く気満々です。
それなら行ってみるかーと、Aに背中を押された形で和歌山白浜での男ふたりのグランピングが決定しました。
Aとは実家近くで合流し、白浜エリアにある「シオサイテラス」まで車で向かいました。南紀田辺ICで高速を降り白浜方面へ下道します。
南紀最大の魚市場である「とれとれ市場」を少し過ぎたところで、「空港入口」という交差点がありました。左折して、山を登っていきます。車窓の風景は、市街地からだんだんと避暑地へと変わり、アウトドア好きの血が騒ぎます。
交差点からは2〜3分で到着。高速を降りてからは約20分ほどでした。
到着後、車は宿泊するドームの前に直接駐車できました。荷運びや荷下ろしも楽で、「オートキャンプより便利だな」とちょっと感動。ちなみに駐車場は無料で利用できます。
景色をぐるっと見渡すと、静かで雄大な自然のなか、広々とした芝生に点在するドーム。ドームの外観は、コントラストがおしゃれで一気に非日常感が高まります。ドームテントをグループで1棟貸切るので、プライベートな空間が保てるのも大人のアウトドアっぽくていい!
また、ドーム施設から車で5分圏内にコンビニや24時間スーパーもありました。
まずはチェックイン。「シオサイテラス」入口付近にあるフロント施設へ。
フロントでのチェックイン時、スタッフの方は親切・丁寧に説明してくれました。夕食・朝食時間、体験できるアクティビティ、管理棟などの共用施設、宿泊者は近くのスーパー銭湯(とれとれの湯)が利用できるなどなど。グランピング初心者の私でも一発で理解できます。フロント近くには、お土産やお酒の販売、飲料の自販機のほか、レストランもありました。
チェックインや説明も無事に済み、いよいよ宿泊先のドームへ向かいます。
チェックイン後、まずは宿泊するドームテントへ。
中に入ると、アジアのリゾートホテルのようなシックでラグジュアリーな部屋が迎えてくれました。女性が喜びそうな内装に「インスタで上がってそうだな」「#グランピング女子会とかな」と男ふたりでにんまり。
部屋の広さは一般的なホテルよりも広く、男ふたりでもゆったり使えるほど。4人以上でも十分に使えると思いました。ベッドが2台設置してあり、3人以上で利用する場合はマットレスを敷いて寝るそうです。「今度4人以上もいいかも」「いいね~」とほかの仲間を誘ってグループで利用するのもよさそうです。
設備も冷蔵庫、エアコン、テーブル、ハンガーラック、チェア2脚、コンセント、ヘアドライヤー。アメニティは歯磨きセット、バスタオル、ハンドタオル、パジャマとホテル並みに充実。
置き型エアコンのおかげで涼しく快適に過ごせました。まさにキャンプとホテルの良いところ取りです。
水洗トイレ、洗面、シャワールームは共用でしたが、どこも清掃が行き届いており、気持ちよく使用できました。なお、私たちは今回使用しませんでしたが、シャワールームにはシャンプー、リンス、ボディーソープも完備されていましたよ。
「眺めがすごいよ!」と言うAに誘われ、どれどれとプレミアムテラスに出てみました。
山の上に位置するドームのため、テラスからの見晴らしは最高!紀伊水道も見渡せました。朝・昼・夕とそれぞれ違った雰囲気が楽しめます。キャンプでしか味わえないと思っていた大自然の眺めが、こんなに手軽に味わえるとは。
テラスにはアウトドアリビングと専用BBQスペースが完備。景色を見ながら心地よい風に吹かれ、食事やお酒、BBQが楽しめます。まさにプライベートな空間で大自然をひとりじめ!
専用BBQスペースは屋根付き。私たちが利用したときは、梅雨時期にもかかわらず運よくお天気に恵まれましたが、雨や風が強いときでも心配なく利用できそう。天気に左右されないのもいい!
チェックインの際に無料のアウトドアクッキング体験の案内がありました。薪窯ピザかポップコーンかが選べるとのこと。ほどよくお腹もすいていた私たちは「ピザで!」と即答。ピザ作り体験ができる、管理棟へ向かいました。
チケットを管理棟スタッフに渡すと、生地、具材、調理器具、作り方の書かれたレシピを渡されます。基本的にはレシピを見ながらで問題なく作れますが、わからないことがあればスタッフに聞くと対応してくれるようになっています。薪窯にピザを入れる際も手伝ってくれました。
ピザが出来上がり、管理棟内のテーブルへ。薪窯で焼いたできたてアツアツのピザはとっても美味でした!
私もAもアウトドアクッキングはすでにいろいろやっていますが、薪窯でピザを焼くのは初めて。おいしいピザの手作り体験も、かんたん&気軽にできるのがグランピングのすごいところ。アウトドアクッキング初心者のカップルや女性同士、ご家族でも楽しく体験できそうです。次は、彼女と一緒に来たいなと思いました。
管理棟には、ランドリールームほか、飲み物の販売があり、ビール、酎ハイ、日本酒、リキュール系はもちろん、和歌山の地ビール、あの有名な「ナギサビール」も売っていました。ドリンクについては、近隣で買い物しなくても十分調達できます。
また、今回私たちは参加しませんでしたが、管理棟前では19:00〜21:00頃まで共用のキャンプファイアをやっていました。焼きマシュマロも楽しめます。
部屋に戻り、室内やテラスで写真や動画を撮影。柄にもなくSNSにアップしたり(笑)
夕飯まで少し時間があったので、夕食前にひとっ風呂あびることに。車で3分ほどのところにある、提携しているスーパー銭湯「とれとれの湯」へ向かいました。
宿泊者がもらえる入浴券を使い、白浜の天然温泉を満喫。広々とした大浴場のほか、サウナや露天風呂も。お風呂上がりは腰に手を当て、定番のビン牛乳を一気飲み!
そろそろ夕飯という時間。「よーしとことん飲むぞ!」と近隣のスーパーでお酒やドリンクなどを調達してから、自室へ戻りました。
持ち込み食材で楽しむ素泊まりプランもありますが、今回私たちが予約したのは、BBQの夕食と朝食がついた1泊2食付きプラン。いつもなら野郎同士のキャンプで食材を持ち寄るのですが、翌日は大阪に戻らなければならなかったため、後片付け不要のぜいたくな手ぶらで楽しめるプランにしました。
夕食は、各部屋のBBQスペースまで運んでもらえます。黒毛和牛に伊勢海老などの贅沢な食材、地元和歌山の新鮮な魚介類、豚肉、野菜…と豊富な食材がズラリ。
BBQで使うコンロはガス式。付け方や消し方もスタッフが丁寧に教えてくれます。面倒な火起こしの必要もなく、おいしい食材を使ったBBQがすぐに堪能できました。
よく食べる男ふたりなので、どんどん食材をコンロに投入。用意された食材で足りないかも…とサザエとイカの一夜干しも持参していましたが、プランの食材だけでも相当なボリュームだったので、食べきるのにはずいぶん苦労しました。
食材を焼きつつ、ビールで乾杯!話が盛り上がります。ほかにも、スキレットを使ってクラムチャウダー、アクアパッツァ、焼きリンゴも作って食べました。テラスで大自然に囲まれ、心地よい風に吹かれつつ楽しむBBQ。ワンランク上の大人の男の週末って感じです。
夕食を終えたあとは、満天の星を眺めながらテラスでお酒を楽しみました。専用のファイアーピットで焚火を楽しみながら、仕事や近況、将来のこと。大自然のなか、友とガッツリ語り合いました。
ほどよく眠気がおそってきたところで、そのまま室内に。テントの設営や寝袋用意、虫除け対策も不要。心地よいベッドに入ってぐっすり眠れました。
日ごろの疲れがたまっていたからか、ぐっすり眠って起床。朝食は7:30から。各部屋まで持ってきてもらえます。
朝食の内容はパニーニ、サラダ、ヨーグルト、みかんジュースでした。朝食作りにも、BBQコンロが活躍です。パニーニは具材をパンに挟んだ状態で、専用の網をセット。そのままBBQコンロでトーストして作ります。とろけるチーズやパンの焼ける香ばしい香りがテラスにただよいました。
コンビニのパニーニなら電子レンジでチン、で終わりですが、大自然のなかでのこのひと手間。外側はサクッと中の具材はジューシーなパニーニを楽しみました。
みかんジュースは「飲むみかん」というみかん100%ストレート。地元和歌山の有田みかんを使用しています。和歌山も愛媛に負けないみかんの産地ですよ!
キリっとした酸味と濃厚な甘みは、朝に飲むみかんジュースとしてもぴったり。とても贅沢だけど、ウォッカやジン、焼酎の割物として絶品かも…ということでお土産に買って帰りました。
今でも大阪の自宅で楽しみつつ、故郷の味を懐かしんでいます。
朝食後、チェックアウトを済ませます。私はこのまま大阪に帰らなければいけません。
けれども、シオサイテラスの周辺は車で15分圏内観光スポットや施設がたくさん!日帰りでも十分楽しめるスポットがあります。今回私たちは、シオサイテラスにチェックインする前に、和歌山随一の人気ビーチである白良浜に立ち寄りました。
また、白浜空港もシオサイテラスの近隣にあります。羽田空港と1日1往復便が出ているため、首都圏からも便利にアクセスできるのではないでしょうか。
また、南紀最大の市場「とれとれ市場」にも近いので、お土産や食材探しにもおすすめです。マグロの解体ショーを見たり、海鮮丼を食べたりもいいですね。
結論として、グランピングはアラサー男ふたりでも充実、大満足の時間が過ごせます。私たちのようなゴリゴリのアウトドア好き野郎同士でも、自然やBBQなどを満喫できました。とくに嬉しいのが手軽さと天気の心配をしなくていいこと。本格的なBBQや大自然を準備なしで楽しめます。
キャンプの準備や手間をかけたくない、時間にゆとりのない社会人の方にもおすすめ。遠方からの移動で極力荷物を減らしたいときにもお手軽です。後片付け不要だから、翌日そのまま仕事に行けるのもうれしいですね。
さらに気の置けない仲間とのグランピング体験は、いつものキャンプとは違う「贅沢」「快適」「余裕」といった要素が盛りだくさんでした。
自然やおいしい食事、非日常に癒されたい大人にもぴったりのグランピング。何よりもアウトドアに対するハードルが下がります。子ども連れでも安全に楽しめるから、今度は家族持ちの友人も誘ってグループでグランピングするのもいいかもと盛り上がっています。
クチコミ・体験記