日本にブームを起こしているサウナ。今まで男性が利用するイメージのあったサウナですが、施設や設備の幅が広くなったことを受けて、サウナを楽しむ女性も多くなりました。とはいえ「サウナの正しい入り方が分からない」「サウナで気を付けるべきマナーはある?」などの悩みや疑問から、なかなかサウナを利用する勇気が出ない、という人もいるかもしれません。この記事では、サウナ初心者の女性向けにサウナの正しい入り方やマナーを解説します。アウトドア環境で非日常のサウナ体験ができるおすすめグランピング施設も紹介していますので、サウナ女子デビューをしたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
2022年ごろから、日本には第三次サウナブームが到来しています。「サウナー」「ととのう」などの流行語も誕生し、サウナに行く女性や若者も増えました。なぜサウナが女性にも人気となったのか、その理由を解説します。
熱くなった部屋でじっくりと汗をかけるため、「冷え性で普段あまり汗をかけない」という女性にも人気です。
▼サウナの効果についてはこちらでくわしく解説しています
https://www.resort-glamping.com/article/article_025/
昔ながらのサウナは、温泉やスパなどの温浴関連施設、ジムやプールなどのスポーツ施設といった、どちらかといえば男性の利用客が多いところに設置されています。そのため日常的にサウナに足を運ぶのは圧倒的に男性が多く、女性はあまりいませんでした。
近年では以下のような設備や工夫を取り揃えた、女性向けのサウナ施設も増えました。
・清潔感がある
・メイク落としなどのアメニティがそろっている
・パウダールームが設置されている
・駅近で仕事帰りなどにも利用しやすい
・個室で周りの目を気にせず利用できる
女性も気軽に足を運べるサウナ施設が多くなったことも、サウナを利用する女性や若年層が増えた理由のひとつです。
2019年にドラマ「サ道」が放送されたことをきっかけに、サウナに興味を持つ女性や若年層が増加したと言われています。以後サウナを利用する「サ活」の様子を、SNSやYouTubeの動画で発信する人も多くなりました。
サウナでととのう体験をしている様子をはじめ、かわいいサウナハットやウエアなどのサウナファッション、サウナ後に食事を楽しむ「サ飯」などを画像や動画で気軽に紹介することで、多くの人とサ活の情報を共有できます。サウナへ足を運ぶ人自らが多くの情報を発信すればするほど、サウナブームはどんどん盛り上がりそうですね。
「サウナブームに乗って、私もサウナに初挑戦してみたい!」と思っていませんか。とはいえ、初めてサウナを利用するとき、「何分入ればよい?」「水風呂は利用しないとダメ?」といったサウナの利用方法に関する疑問を持つ方も多いですよね。また、公共の場であるサウナを気持ちよく使用するためには、周りの人への配慮も必要になります。
これからサウナを利用するなら、覚えておきたいサウナの正しい入り方やマナーを解説します。
サウナに入る時間の長さや回数に正解はありません。好きなように入っても大丈夫。けれども、時間の目安や具体的な入り方を知らないとサウナに行くのを躊躇してしまう方もいるかもしれません。サウナ初心者の方のために、基本的なサウナの入り方の手順を以下にまとめました。
・入る前に、脱水予防と発汗促進のために水を一杯飲む
・全身を洗って清潔にする
・体の水分を拭き取る
・髪を熱から守るためにサウナハットやタオルで頭をカバーする
・全身が十分温まったと感じたら出る(時間の目安は5~10分)
・汗を流す(水でも熱いシャワーでも可)
・水風呂に入る
・休憩する
上記を何セットか(目安は3セット)繰り返したあとに、サウナから退室しましょう。
▼基本的なサウナの入り方や注意点はこちらをチェックしてみてくださいね
https://www.resort-glamping.com/article/article_034/
▼上級者もととのえる、くわしい入り方はこちらの記事で解説しています。
https://www.resort-glamping.com/article/article_053/
サウナを気持ちよく利用するために知っておきたいマナーやルールは以下の通りです。
・会話は最低限にする
サウナは静かに利用する場所です。感染症防止のため、サウナ室内の会話を禁止している施設もあるので気を付けましょう。
・タオルを絞らない
顔などの汗を拭いたタオルをサウナ室の中で絞るのは衛生面からNGです。
・直に座らない
サウナの段には直に座らず、タオルやサウナマットを敷いてその上から座りましょう。
・体をきれいにしてから入る
体の汚れをシャワーなどで流して清潔にしてから入りましょう。髪や体の水分をしっかり拭き取っておくのも忘れずに。
・頻繁な出入りをしない
サウナに入る時間や間隔は自由です。ただし、熱いからと言って短い時間に何回も出たり入ったりを繰り返すのは厳禁!サウナ室に冷たい風が入り込んだり、気になって落ち着かなかったりと周りの方の迷惑となってしまいます。
サウナ初心者の方や、女性によくある質問を回答とともに解説します。
サウナで汗をかき、水風呂に入って休憩しているときに感じる、ふわふわとした気持ちいい状態が「ととのう」です。サウナの熱によって交感神経が刺激され興奮状態になる、休憩と外気浴によって副交感神経が刺激されリラックス状態になる、の両方を一度に味わえる、不思議な感覚が「ととのう」とされています。ととのいタイムには、水分補給を忘れずに!
サウナ初体験でととのうことは難しいものですが、何度か利用すると経験できるように。なかなか「ととのう」体験ができない場合、サウナで体を温める、水風呂に入る、休憩する、の工程のどこかが不十分である可能性が高いようです。
▼以下の記事で上級者もととのえるくわしい手順を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
https://www.resort-glamping.com/article/article_053/
温浴施設などにある一般的なサウナには、裸で入ります。水着やサウナウェアを着用して入れるのは、アウトドアサウナやプールに付属したサウナなどです。汗をたくさんかくため、「恥ずかしいから」といった理由でバスタオルを巻いてサウナに入る人はいません。
サウナ室は上段ほど温度が高くなります。各段の温度の目安は「下段70℃・中段80℃・上段90℃」。自分にあった場所に座りましょう。
「水風呂は冷たくて苦手」という女性も多いですよね。とはいえしっかりととのいたいなら水風呂は必須。足から入り、ゆっくりとしゃがみながら肩まで浸かりましょう。最初は冷たく感じますが、入って10秒ほどでだんだん寒さや冷たさがなくなってくるので、ぜひ試してみてください。
ただしサウナ初心者でどうしても水風呂に入る勇気がないなら、無理をしなくても大丈夫。冷たい水をかけたり、またはシャワーを浴びたりするのでも問題ありません。シーンや体調によっては水風呂に入らなくても大丈夫です。
水風呂が用意されていないときには、サウナ付近にシャワーが用意されているので水風呂の代わりに使いましょう。
サウナは静かに利用するところのため、声をかけなくてOK。気になるなら軽く会釈する程度で問題ありません。
サウナに入る前、休憩中(ととのいタイム)、何セットか終了しサウナを出るとき、の3つのタイミングで水分補給をしましょう。自分がイメージしているよりも多くの汗をかいているため、喉が渇いていなくても水分補給は大切です。サウナの後、すぐビールを飲みたい人もいると思いますが、まずは水分補給をしてから!サウナから出て30分後くらいからアルコールを楽しみましょう。
浴室や温泉があるなら入ってもよいでしょう。体を洗ってサウナでかいた汗を流すのはもちろん、冷えてしまった体を温めるのにぴったり。さっぱりしてから、サ飯やアルコールを楽しむのもおすすめです。
スーパー銭湯やスパなど、サウナを楽しめる施設はたくさんあります。「今までにないサ活を体験したい」「仲良しの友達とサウナを楽しみたい」「屋内サウナではなく、アウトドアサウナも気になる」という人には、グランピングがおすすめです。サウナのあるグランピング施設のおすすめポイントを解説します。
大自然の中でグラマラスなキャンプ体験ができるグランピング施設。バレルサウナやテントサウナ、客室内のプライベートサウナなどを完備している施設も多く、大自然の中でスケールの大きいサ活を楽しめます。
温浴施設などにあるサウナは裸で入るため「恥ずかしい」「他の人が気になる」といった女性も多いかもしれません。グランピング施設のサウナは、事前予約で貸切利用ができたり、客室に用意されていたりとプライベートな空間でサウナを利用できるところも。友達同士、カップル、家族でサウナを楽しみたいときにもぴったり!裸ではなく水着やサウナウェアで入れるのも、嬉しいポイントです。
サウナだけでなく、天然温泉や客室内温泉、ジャグジー、プールなどを完備しているグランピング施設もあります。また、ヨガなどのアクティビティを取り入れている施設も。サウナでととのうのはもちろん、日頃の疲れをじっくり癒したり、ストレス解消したり、リフレッシュしたりするのにも最適です。
グランピングでは、人気の以下のような女性にうれしい楽しみがたくさんあります。
・おしゃれなかわいいお部屋でおしゃべりやゲームを楽しむ
・アウトドアアクティビティを体験する
・周辺の観光スポットへ足を運ぶ
・グランピングBBQやお酒などグルメを楽しむ
グランピングは、ワンランク上のサウナ女子会を催したいときにもおすすめです。
▼関東や関東近隣でサウナが楽しめるおすすめグランピング施設は、こちらをチェック!
https://www.resort-glamping.com/article/article_025/
次に、サウナが楽しめる女性におすすめのグランピング施設を5つ紹介します。アウトドア空間で極上のサ活を体験してみませんか。
広島市や福山市から車で約60分と良好なアクセスをほこる、広島県三原市にあるグランピング施設です。宿泊者は、管理棟の中にあるバレルサウナを無料で利用できます。ほかのお客様が気にならない貸切型のバレルサウナで、セルフロウリュを楽しみましょう。チェックイン時に希望すればかわいいサウナウェア&ポンチョのレンタルも可能!サ活体験を盛り上げてくれます。
プライベートガーデン付きの大型ドームのほか、愛犬と一緒に泊まれるドッグラン付きのテント、キャンピングカーや持ち込みのテントで宿泊できる電源付きRVステイなど、異なるタイプを設置。グランピングスタイルに合わせたさまざまな滞在が実現します。
<施設情報>
【グランエントランス広島光原】
住所/広島県三原市大和町蔵宗2046-2
メール/glampentrance@setouchi-shimanami.com
営業時間/チェックイン15:00~ チェックアウト翌日10:00まで
アクセス/[公共交通機関]JR山陽本線 河内駅より車で25分
広島空港より車で25分
[車]広島市内より約60分:山陽自動車道 河内ICより約25分
福山市内より約60分:山陽自動車道 三原久井ICより約25分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/glm-mihara/
テーマは「プライベートスパリゾート」。すべてのお部屋にバレルサウナ、プライベートプール、ジャグジーを完備した、極上のくつろぎと癒しを体験できるグランピング施設です。バレルサウナは本格フィンランド式のものを採用しており、やさしい木の香りに包まれながら、セルフロウリュでじっくり汗を流せます。プライベートプールやジャグジーはLEDライトも設置されているため、ナイトプールや星空を眺めながらのスパ体験もおすすめ!
広島市から車で約60分とアクセスしやすく、リゾートヴィラでの宿泊のほか、日帰り利用も可能です。大自然の中で心と体をリセット。思いっきりサ活を楽しみましょう。
<施設情報>
【IHANA!】
住所/広島県安芸高田市八千代町勝田2281-3
メール/ihana2022.sg-gf@symphonic-garden.biz
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト翌日~11:00
アクセス/[車]千代田ICより 約20分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/ihana/
淡路島南部・南あわじ市に位置するグランピング施設です。「グルメ×サウナグランピング」をテーマに、食材の宝庫・淡路島ならではのグルメと、サウナの両方を満喫できる施設となっています。
「るりいろテント」には、専用のバレルサウナを完備。セルフロウリュとともに楽しめるアロマは、サウナマイスターが月替わりでセレクトしています。有料にてサウナポンチョのレンタルサービスも利用できます。
サウナで汗を流したあとは、瑠璃色に輝く播磨灘の絶景と潮風とともに、ここでしかできないととのう体験をどうぞ。管理棟には、各種サウナドリンクやメスティングルメ、ヌードルなどが楽しめるサ飯食堂もオープンしています!
<施設情報>
【るりいろヒルズ淡路】
住所/兵庫県南あわじ市津井1890-1
TEL/050-3174-7254
営業時間/チェックイン~15:00 チェックアウト翌日10:00
アクセス/[電車]神戸三宮から約90分
みなと観光バス陸の港西淡行行に乗車、「陸の港西淡」で下車。
市コミュニティバス らん・らんバス 西循環線津井・丸山方面行に乗車、「津井」で下車徒歩7分
[車]大阪市内から約90分
神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC 」から約10分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/ruriiro/
歴史ある温泉地・神奈川県湯河原町にあるグランピング施設です。すべてのお部屋に源泉かけ流しの天然温泉露天風呂を完備。なめらかな肌に仕上がることから「絹の湯」と名付けられた美肌の湯を、滞在中は好きなだけ楽しめます。
サウナを思いきり楽しみたい方のために、専用のバレルサウナと水風呂を完備した「サウナスイートベース」を用意。サウナでととのい、露天風呂で疲れやストレスをゆったり癒しましょう。連泊プランも用意されているため、都会の喧騒を忘れてじっくりリフレッシュしたいときにもぜひ利用してみてください。
周辺には大涌谷や不動滝などの景勝地のほか、カフェやお菓子作り体験、工場見学ができるちぼり湯河原スイーツファクトリーなどの観光スポットも豊富にそろっています。
<施設情報>
【ザ ベース グランピング 湯河原】
住所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上473-1(万葉公園向い)
TEL/0465-20-8112
営業時間/チェックイン15:00~18:00 チェックアウト グランピングタイプ:翌日11:00、チェックアウト コテージ・SPAスイートタイプ:翌日11:00
アクセス/[電車]東京駅~小田原駅までJR新幹線こだまで約35分、小田原駅~湯河原駅までJR東海道本線で約16分
東京駅~湯河原駅までJR東海道本線快速アクティーで約90分、またはJR踊り子 特急で約80分
東京駅~熱海駅までJR新幹線こだまで約50分、熱海駅~湯河原駅までJR東海道本線約5分
湯河原駅前より箱根登山バス(路線バス)乗車約9分、落合橋下車徒歩1分
[車]東京・横浜方面 東名高速道路「厚木IC」経由、小田原厚木道路「小田原西IC」より20分
静岡・名古屋方面 新東名高速道路「長泉沼津IC」経由、伊豆縦貫自動車道「大場・函南IC」より50分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/thebase-yugawara/
山梨県・山中湖村にあるグランピング施設です。敷地内に、METOS社の「イグルーサウナ」とMETOS社のトレーラーサウナ「ASEMA」の2基の貸切サウナを用意。好みのサウナを90分間、プライベートな空間でじっくりと楽しめます(有料)。
サウナアドバイザーのスタッフが在籍しており、一人前のサウナーになるためのおすすめの入り方も教えてもらえます。また、アロマウォーターやバスローブ、サウナハットやサウナポンチョなど、サウナグッズも豊富に用意。「ととのい」の名前通り、初心者から上級者まで、大自然の中でたっぷりサウナを楽しむためのサービスが充実しています。
サウナ後はオリジナルのととのいウエアを着て、雄大な富士山を目前に極上のととのい体験をどうぞ。
<施設情報>
【グランピングヴィレッジTOTONOI富士山中湖】
住所/山梨県南都留郡山中湖村平野295
メール/totonoi@glamping-vlg.com
営業時間/チェックイン15:00~ チェックアウト~10:00
アクセス/[高速バス]東京方面から約2時間~
「バスタ新宿」より乗車「山中湖平野」で降車後、徒歩約5分
[車]東京方面より約1時間30分
山中湖ICより約10分
駐車場/あり
URL/https://www.resort-glamping.com/accommodation/glampingvillage-totonoi/
※本コラムは、2023年2月28日現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設・各都道府県キャンペーンの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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