河口湖は、春には富士山と桜の絶景を楽しめる人気の花見スポットです。 湖の周辺には多くの花見スポットが点在しており、湖畔の桜と雄大にそびえる富士山がコラボレーションした景色を堪能できます。世界中から多くの観光客が訪れ日本を代表するお花見スポットとなっている河口湖に、あなたも訪れてみませんか? この記事では、河口湖の桜の見ごろやおすすめの花見スポットを詳しく紹介します。
目次
河口湖は、富士山の絶景を楽しめる日本でも有名な観光地です。春になると湖畔に広がる桜が満開となり、その美しい景色が多くの観光客を魅了します。
河口湖周辺には桜だけでなく、自然や文化を楽しむ観光スポットも豊富にあり、訪れる人々にさまざまな魅力を提供しています。
以下では、河口湖の桜と周辺の見どころについて詳しく解説しましょう。
河口湖の桜の見ごろは、毎年3月下旬から4月上旬頃です。4月初旬が最も桜の美しい時期で、富士山と桜がコラボレーションした絶景を楽しめます。
周辺では桜の開花に合わせ多くのイベントが開かれ、河口湖周辺がいつにも増して賑わいます。
例年、満開の桜が見れる時期は1〜2週間ほど続きますが、開花時期は天候によって多少前後するため、訪れる前に祭りやエリアの公式サイトなどで開花情報をチェックしておくのがおすすめです。
河口湖周辺には、富士山を望む絶景スポットや、美術館や博物館、公園や神社など、楽しめるスポットが点在しています。
桜の時期は、桜を楽しみながら河口湖畔を散策したり、富士山を望む遊覧船から桜と富士山の景色を眺めたりできるのでおすすめです。
春の桜シーズンには、観光客も多く訪れるため、観光スポットは賑やかで活気にあふれています。桜とともに河口湖の魅力を存分に味わいましょう。
なんといっても河口湖へは東京からのアクセスが便利な点が魅力です。
電車での移動も可能ですが、高速バスを利用すると、電車と同じぐらいの時間を2,000円ほどの運賃で移動できます。東京から日帰り旅行で桜を見に河口湖を訪れてみるのも十分可能です。
河口湖周辺では周遊バスも走っていて、花見スポットを回りながら、合わせて観光スポットを巡ることもできます。レッドライン、グリーンライン、ブルーラインの3つのラインを乗り放題にできるフリーパスを利用すると効率よく見どころを回ることも可能です。
河口湖には美しい桜の景色を楽しめるスポットが数多くあります。桜を見ながら春のわくわくとした気持ちを味わうなら、さくら祭りや人気の花見スポットを訪れてみましょう。
ここからは、特におすすめのさくら祭りと花見スポットを紹介します。
富士・河口湖さくら祭りは、毎年3月の終わり〜4月頭頃に開催されます。
メイン会場は河口湖北岸の河口湖円形ホール付近で、富士山と桜のコラボレーションを楽しめる場所。河口湖周遊バスのフリーパスを利用すると、会場周辺まではレッドラインのバスが使えて便利です。
まつり期間中は地元の特産品が買えるクラフト市も開催され、日没から夜9時までの桜のライトアップが春の夜を華やかに彩ります。
周辺では「黄金の七福神めぐり」も楽しめ、河口湖音楽と森の美術館や河口浅間神社といった観光スポットもあり、河口湖の文化も楽しみながらお花見ができます。
春の訪れを感じるなら、富士・河口湖さくら祭りは見逃せないイベントの一つです。
富士・河口湖さくら祭りのメイン会場となる河口浅間神社のあたりからさらに回り込み、河口湖東側へ進むと長崎公園があります。移動には河口湖周遊バスのレッドラインの利用が便利です。
長崎公園は河口湖に突き出すような地形のために、富士山の裾野まではっきり見えるスポットです。富士山をバックにした桜の景色を楽しめ、桜の名所として知られています。
この場所の桜は枝付きもよく、様々なアングルでの写真撮影を楽しめます。
長崎公園から更に東に進むと辿り着けるのは、ラベンダーで有名な大石公園です。
他のエリアに比べると桜の数は多くはありませんが、他の春の花々と一緒に桜を楽しむなら訪れてみるのもいいでしょう。大石公園の周辺を散策してみるといくつかきれいな桜が見られます。
公園内には広々とした芝生広場もあり、ピクニックを楽しむのにも最適な場所です。
富士・河口湖さくら祭りのメイン会場エリアから南に行くと産屋ヶ崎があります。花見スポットとして、海外のガイドブックでも紹介されており、桜の撮影でも人気の場所です。
湖面の揺れが少ないエリアで、風がなく空気が澄んだ日であれば、逆さ富士と桜を楽しむこともできます。
八木崎公園は、河口湖の南側に位置する公園で、ラベンダー畑のある公園としての知名度が高いですが、桜の観賞スポットとしてもおすすめです。湖畔に並んで咲く桜が美しく、桜を楽しみながら富士山を眺められる穴場スポットとなっています。
勝山さくら祭りは、河口湖南岸のシッコゴ公園と富士御室浅間神社のあたりで行われる桜祭りです。富士・河口湖さくら祭りと同じく、毎年3月の終わり〜4月初旬に開催されています。
祭りの開催場所では富士山と桜の両方を一緒に見られる場所は限られますが、冨士御室浅間神社の鳥居から本堂までの道は桜並木になっており、まるで桜のトンネルのような道を歩くことができます。
シッコゴ公園の広場から駐車場にかけては約300mの間に桜の木々が並んでいてこちらもまた綺麗です。
勝山さくら祭りでは、指定の桜の名所3カ所を回るスタンプラリーも実施しており、名所巡りをしてみるのも楽しいでしょう。
新倉山浅間公園は、富士山を背景に桜の花を望む景色が見える絶景スポットです。
毎年3月末〜4月半ばまで新倉山浅間公園さくらまつりが開催され、多くの観光客が訪れます。園内には650本の桜が植えられており、まつりの期間中は模擬店が並んで地元グルメも楽しめます。
展望台までは398段の石段を登る必要がありますが、ガイドブックでもよく見る五重塔「忠霊塔」と富士山、そして桜の絶景コラボは必見です。展望台は混雑時には人数入れ替え制の入場制限がかかる場合もある点は注意しておきましょう。
新倉富士浅間神社の赤い鳥居と桜、富士山のコラボも素敵なので、ぜひチェックしてみてください。
河口湖へのお花見旅行で宿泊も検討しているなら、グランピング施設の杓子山ゲートウェイキャンプがおすすめです。ドームテントの客室からは富士山と桜が見られ、春らしい美しい景色を堪能できます。
天然鉱泉の貸切露天風呂の利用も可能で、甲州富士桜ポークを味わえるBBQの夕食付きプランもあります。
忍野八海近くを流れる新名庄川は、川沿い400mほどにわたって桜が並ぶ桜の名所です。4月中旬から下旬が見ごろとされ、他のエリアより開花時期が少し遅めです。
よく晴れた日には、新名庄川と桜、橋、それに雪をかぶった富士山が揃ったフォトジェニックな景色を眺められるスポットとなります。
土手にはスイセンも咲いていて、のんびりと川沿いを歩いてみるのも気持ちがよいものです。
河口湖周辺では桜以外にも、春を感じさせる美しい花々の観賞が可能です。桜の時期が終わった後でも楽しめる花もあり、春の訪れを存分に感じられるスポットがたくさんあります。
ここでは、桜以外のおすすめの花見スポットをご紹介します。
4月下旬〜5月上旬にかけて咲くミツバツツジは、桜とは異なるピンクの色が鮮やかです。河口湖周辺では、ミツバツツジが自生しているエリアがあり、周辺ではイベントが開催されます。
鳴沢村の道の駅なるさわでは「鳴沢村つつじ祭り」が開催され、地元特産品やお土産品を扱う屋台が登場。河口湖の南に位置する創造の森でも「富士桜ミツバツツジ祭り」が開催され、一般的な桜に比べて白く小ぶりな富士桜の苗木プレゼントや、特産品の販売が行われます。
ミツバツツジと雄大な富士山のコントラストを楽しんでみてはいかがでしょうか?
河口湖から南下し、山中湖方面に少し行ったところにある春の都公園では約13万本のチューリップが一気に咲いているのを見られます。4月下旬〜5月上旬にかけてが見ごろで、色とりどりのチューリップが雄大な富士山を背景に園内を鮮やかに彩る光景は壮観。桜の花とはまた違った華やかさで春を彩るチューリップと富士山が見られて写真スポットとしてもおすすめです。
河口湖の西に位置する富士本栖湖リゾートは関東最大級の芝桜まつり「富士芝桜まつり」の会場で、毎年4月中旬から5月上旬にかけて約50万株の芝桜で多くの人を魅了します。
鮮やかなピンクの芝桜はまるで絨毯のようです。
天候によって富士山が青く見え、青い富士山とピンクの芝桜の色のコントラストも美しく、春の訪れを感じるのにぴったりのスポットです。
以上、河口湖の桜情報をまとめました。
河口湖は、桜と富士山を同時に楽しめる日本屈指の観光スポットです。春になると、湖畔沿いに咲く桜が富士山の美しい姿と一緒に絶景を作り出します。
桜の見ごろは3月下旬から4月上旬で、この時期に河口湖を訪れると、湖畔散策だけでなく、さくら祭りや桜のライトアップで河口湖の桜を最大限楽しめます。
桜の美しい景色と富士山の絶景を一緒に楽しんで、ぜひ河口湖で心に残る素晴らしい春のひとときを過ごしてください。
※本コラムは、2025年1月現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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