
2025年春からはじまる、「大阪・関西万博(EXPO 2025)」。開催地の大阪だけでも魅力的な観光スポットが多くありますが、関西地方はかつて日本の都とされたエリアで、大阪周辺を巡れば、日本の歴史と文化をさらに深く感じられます。 大阪近郊では、電車で3時間以内のところにも見どころが多く、大阪からの日帰り旅行でも十分に楽しめるスポットが充実しているのが魅力です。 この記事では、「大阪・関西万博(EXPO 2025)」来訪の際にも併せて行ける、日帰りも可能なおすすめの大阪近郊スポットをご紹介します。
目次
「大阪・関西万博(EXPO 2025)」開催地の大阪は新幹線の停車駅ということもあり、大阪を拠点にすれば近郊エリアを日帰りで旅行するのにも便利です。
大阪近郊では、大阪から電車で1時間以内のところに京都、兵庫、和歌山が、大阪から3時間半以内のところに鳥取、滋賀、三重などがあります。
また、新大阪駅からの新幹線を使えば、広島や岡山にも1時間以内にアクセス可能です。
アクセスの良さがあるため、大阪近郊スポットを楽しんだら、大阪に戻って大阪グルメを堪能するという旅行プランも組めてしまいます。
大阪近郊エリアも含めた旅行を計画するなら、大阪周辺のエリアを幅広くカバーする電車チケットやパスを利用するのがおすすめです。
たとえば、大阪北東部から京都南部を走る京阪電車では、外国人限定で「京都・大阪観光パス」を発行しており、1日券や2日券の利用で大阪と京都の間の電車が乗り放題となります。
また、JRでも外国人観光客向けに「Kansai WIDE Area Excursion Pass」の案内があり、大阪エリアも含め、岡山や鳥取、和歌山など広いエリアの新幹線、特急、普通列車を乗り放題で利用可能です。
大阪から車での利用を予定しているなら、「関西エリア周遊ドライブパス」があり、大阪も含む2つのエリア内の高速道路が定額で利用し放題になります。
以下、大阪近郊のおすすめエリアを紹介していくので、気になるスポットがあれば、ぜひ合わせてこうした便利なパスやチケットについても確認してみてください。
世界遺産をはじめ、多くの有名観光スポットが集まる京都は、大阪と並んで外国人観光客にも高い人気を誇るエリアです。
大阪市内から電車でわずか30分ほどでアクセスできるので、大阪からの日帰り旅行にもぴったりです。
世界遺産の清水寺や金閣寺(鹿苑寺)はもちろん、京都の繁華街・祇園エリアを訪れれば日本の歴史や伝統、文化を深く感じられます。
京都を訪れるなら、隠れた名所の貴船神社を訪れてみてはいかがでしょうか?
貴船神社は、夏には新緑が、秋には紅葉が美しく年中、絶景を楽しむことができます。
大阪から日帰りで訪れることもできますが、京都を十分に満喫するなら1〜2泊ほど滞在するのがおすすめです。
貴船神社から車で20分ほどのところにある、「RETOUR KYOTO~ルトゥール京都」は、清流のほとりに佇むグランピング施設で、一棟貸切のヴィラやロッジで贅沢なひと時を過ごせます。
日本最大の湖・琵琶湖がある滋賀もまた関西エリアで人気を集める観光スポットの一つです。大阪からは電車で2時間半〜3時間の道のりで、大阪近郊を見て回りたい場合の候補にも最適です。
琵琶湖以外にも、日本最初の時計といわれる漏刻(水時計)が見られる近江神宮や国宝の彦根城など多くの見どころがあります。
琵琶湖にはさまざまな楽しみ方があります。
たとえば、スキーリゾートであるびわ湖バレイの山頂へはロープウェイがあり、琵琶湖を望む美しい景色を堪能できます。
また、琵琶湖に浮かぶ白鬚神社の湖中大鳥居を見に訪れるのも特別な体験となることでしょう。
琵琶湖を望む「レイクサイドリゾート&カフェ AFUMI KITAKOMATSU」は、大阪市から約80分とアクセスも良く、滋賀県での宿泊を検討する場合におすすめです。
レイクビューや露天風呂付きなどのドーム型のテントで、琵琶湖を眺めながら心豊かなひと時を過ごせます。
大阪近郊といえば、兵庫もおすすめです。
有名な有馬温泉へは大阪から1時間の道のりで日帰り温泉旅行もできますし、大阪から神戸までは電車でわずか30分です。
兵庫にはキリンビール神戸工場や雲海とのコラボレーションが神秘的な竹田城跡、それから姫路城など、見逃せないスポットが多くあります。
大阪から簡単にアクセスできる神戸の観光を楽しむなら、まずは神戸駅より徒歩15分ほどのメリケンパークとハーバーランドを訪れましょう。
神戸のシンボルである神戸ポートタワーやショップやレストランが入る神戸煉瓦倉庫など、写真映えスポットが集まっています。
兵庫観光を十分楽しむなら、日帰り旅行に留めず、数日のんびりと神戸に滞在するのもおすすめです。
「グランドーム神戸天空」なら大阪から車で約1時間、電車なら約1時間半でアクセスでき、神戸の夜景を眺めながらラグジュアリーなキャンプ体験ができます。
施設内には源泉かけ流しの大露天風呂もあり、ゆったりとした時間を過ごせます。
大阪から足を伸ばして兵庫を訪れるなら、淡路島を目指してみるのもおすすめです。
明石海峡大橋を渡れば、大阪市内から車で1時間半でアクセスできます。
渦潮を観賞できるクルーズや、陸上から渦潮を見られる道の駅でご当地グルメを堪能してみるのもいいものです。
淡路島旅行なら宿泊施設には「グランマーレ淡路」がおすすめです。
全室オーシャンビューのドーム型テントの客室には温泉風呂付き。最大10名で宿泊できる「モルトドーム」の客室タイプは、2〜3世帯旅行にも最適です。
大阪から特急列車で約1時間、普通列車でもわずか1時間半で行ける和歌山もまた大阪からの日帰り旅行に最適なエリアです。
世界遺産にも登録されている高野山は見どころの一つで、熊野本宮大社とそれに続く熊野古道にも国内外から多くの観光客が訪れています。
和歌山のリゾートタウン白浜も魅力的なエリアの1つです。
「Kansai WIDE Area Excursion Pass」を利用すれば、大阪からのアクセスや他の大阪近郊スポットと合わせて巡るのにも便利です。
温泉でリラックスするだけでなく、岩が波により浸食されて独特な地形となった千畳敷や穴の開いた形が特徴的な円月島もぜひ見ておきましょう。
白浜エリアを訪れるなら、ハイクラスグランピング施設「AnEland~グランドーム和歌山白浜」がおすすめです。
1日9組限定で滞在できる施設内には4タイプの客室が用意されています。食事付きプランには豪華食材で味わうBBQプランがあり、より特別な時間を演出します。
大阪からの日帰り旅行なら、三重を訪れてみるのもいいでしょう。三重観光で必ず訪れておきたい伊勢神宮までは、大阪から車で2時間半、電車で3時間で辿り着けます。
日本で唯一ラッコが見られる鳥羽水族館や遊園地のナガシマスパーランドなど、文化や歴史を学べるスポットだけでなく、エンターテイメント施設も充実しています。
伊勢志摩エリアを中心に観光するなら、賢島もおすすめの観光スポットです。
高級リゾート地として人気があり、英虞湾のリアス海岸を望むクルーズも人気があります。
大阪から鳥取へは車でも電車でも3時間半ほどで移動が可能です。
有名観光地の鳥取砂丘はもちろん、漫画家・水木しげるのキャラクター探しを楽しめる水木しげるロードのような子どもにも楽しいスポットもあります。
鳥取といえば、やはり鳥取砂丘が観光のハイライトでしょう。
日本最大の砂丘で、ラクダに乗ったり、砂の上でボードを走らせるサンドボードを体験したりと砂丘ならではの体験もできます。
鳥取砂丘へのアクセスとなると、大阪市内からは4時間ほどかかるので、宿泊も検討した方が周辺を含めて十分観光できます。
近郊の観光も含め、鳥取砂丘をしっかり見るならグランピング施設「グランドーム砂優」での滞在がおすすめです。
鳥取砂丘のすぐ近くにあり、夜には満天の星の下、穏やかで心地よい空間での贅沢な時間を過ごせます。
大阪から新幹線で1時間半の広島も日帰り旅行に最適です。
世界遺産の嚴島神社は常に旅行者の人気を集め、原爆ドームや平和記念公園は平和を祈る場所として海外からの観光客も多く訪れています。
少しユニークな旅行体験をお探しなら、レトロで可愛い街並みを見に大崎下島に行ってみるのもおすすめです。
広島郊外の竹原港から高速船で約45分の大崎下島には、江戸時代の町並みを残す御手洗町並み保存地区や、その地区を見下ろす美しい景色がみられる歴史の見える丘公園があります。
大崎下島も大阪から少し距離があるため、大崎下島観光を考えるなら合わせて宿泊プランも立てるのがおすすめです。
大崎下島観光で宿泊を考えるならグランピング施設の「GLAMPISPA 瀬戸内」があります。
ドームタイプ、コテージタイプ、ヴィラタイプの3種の客室タイプがあり、どれも自然を満喫しながらのラグジュアリーな時間を提供します。
岡山までは大阪から新幹線で45分。大阪から日帰りでの旅行も気軽にできます。
特別名勝に指定される岡山後楽園や倉敷の美観地区など、江戸時代から残る情緒ある景色を楽しめるスポットが多くあります。
よりディープに岡山観光を楽しむなら、瀬戸内海に浮かぶ頭島があります。
2015年に開通した備前♡日生大橋を渡れば、大阪から車で2時間ほどでのアクセスも可能です。
周辺の島々を一望できるたぬき山展望台を訪れたら、「カキオコ」の名で知られる牡蠣入りお好み焼きもぜひご堪能ください。
頭島観光に合わせておすすめしたいのは、ギリシャのサントリーニ島をモチーフとした「グランピングリゾート Setorini Bizen」です。
全棟オーシャンビューの客室で、ゆったりと過ごす優雅なひと時は日本での旅行体験をさらに思い出深いものにしてくれることでしょう。
ここまで大阪近郊の各エリアのおすすめ宿泊施設を紹介してきましたが、最後に、大阪近郊旅行で大阪を拠点とする場合におすすめの宿泊施設を紹介します。
大阪市内から1時間の「スカイドーム阪南」は和歌山への日帰り旅行を考える場合に特に便利な立地にあります。
大阪・泉州エリア随一の夜景スポットとして知られる展望緑地にあり、大阪湾を望む美しい景色を楽しみながらラグジュアリーなグランピング体験ができます。
「臨空の宿 MARUYA Izumisano」は、「みんなで泊まれる旅の宿」として、和室3室、洋室3室で最大19名での宿泊が可能です。
西国際空港へのアクセスも便利なため、大阪旅行の拠点としてはもちろん、大阪近郊を巡った後にそのまま帰路に就く前の宿泊にもおすすめです。
「大阪・関西万博(EXPO 2025)」と一緒に楽しめる、大阪からの日帰り旅行にもおすすめの大阪近郊エリアをまとめました。
大阪近郊にも魅力的な観光地がたくさんあり、大阪からのアクセスの良さもあって、気軽に旅行プランを立てやすいのが大きなポイントです。
大阪からの移動だけではなく、紹介した近郊エリア間の移動も便利なので、うまく回れば関西エリアの魅力を存分に楽しめます。
この記事を参考に気になるエリアを旅行プランに組み込んで、素敵な日本旅行をお楽しみください。
※本コラムは、2025年1月現在の情報に基づいて作成されたものです。各施設の最新情報は、公式サイトをご確認ください。
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