
しっかり寝ているのに疲れが取れない。なぜか気分がすっきりしない。そんな自分に気づいたら、私は旅に出かけます。
旅行なんて贅沢は年に一度だけ。長い休みが取れたときに行くもの。そんな風に思っていましたが、そんな考えはやめました。旅は行きたいときに行けばいい!
そんな私が週末を利用して向かったのは、2022年5月にできたばかりのレイクサイドテラス琵琶湖。「美しい景色を眺めながら温泉にゆっくりつかりたい」と友人にリクエストしたら、施設を予約してくれました。「楽しみにしていてね」という友人の言葉に期待が高まります!
目次
車なら大阪市内から90分。京都市内からは60分。
関西の主要都市からのアクセスは良好で、1泊2日の週末旅にはちょうどいい距離です!
さらにうれしいのは、電車でも行けること。自然豊かな場所にあるキャンプやグランピングとなると、どうしても車でしか行けないイメージがありますが、レイクサイドテラス琵琶湖ならJR大阪駅から近江高島まで90分。しかも駅からは徒歩15分。タクシーに乗ってもそんなに料金はかかりません。
え!ここは一体何の施設?
施設の敷地内に足を踏み入れると、とにかく驚くことばかり。まず目に入ったのは、グランピングのテント。駐車場からエントランスに向かう間にドーム型やスクエアのテントが並んでいるのが見えて、グランピングの施設に来たのかな…と頭の中は「?」でいっぱいに。
とにかく建物に入ってチェックイン。私たちのお部屋は、チェックインカウンターのある建物の2階だと言われ、さらに謎は深まります。ここはやっぱりリゾートホテル?
スタッフの方によると、ここには3タイプの客室があるんだとか。駐車場から見えていたのはグランピングゾーン。本格的にアウトドアを楽しみたい方におすすめだそう。
もう一つは、琵琶湖の目の前に並んでいる3つのコテージ。「琵琶湖が目の前なので景観がすごくいいですよ。しかもプライベートプール付きなので、リゾート気分で滞在が楽しめます」とはスタッフのお話。ではホテルエリアの客室は?もしかすると3つの中で一番オーソドックスだったりして…と少し不安を感じた私。
ところがです!ホテルのお部屋はものすごいことになっていたのでした。
お部屋に入った瞬間、またもや「何これ!」と叫ぶ私たち。
まず驚いたのは、大きな窓とそこから見える琵琶湖の風景。部屋が2階ということもあり、より遠くまで琵琶湖が見渡せて、気分爽快です。
私たちが宿泊したホテルゾーンにある客室は、「SPAスイート」と呼ぶそうです。しかも友人が予約してくれたこのお部屋は、デラックススパスイート。広々としたリビングと寝室、和室、そしてアウトドアリビングまである客室は、まさに贅を尽くした優雅な空間。しかもこのお部屋、デラックスと呼ばれる理由がまだほかにあるんです。
この旅一番の驚きは、お部屋に備えらえていたお風呂とサウナ。
客室に温泉が付いている旅館やグランピング施設は知っていますが、サウナまで付いているなんて…。
しかもお風呂は何人入れるの?というぐらい広く、2人で使うのがもったいないぐらい。でも広々としたお風呂を自由に使える機会なんてそうそうありません。チェックアウトまで、温泉を心ゆくまで満喫しようと誓いました。
浴室の大きな窓から琵琶湖を眺めながらの温泉。「最高」以外の言葉が浮かびません!扉を開けておけば、外からの風が入ってきてこれまた気持ちが良い!長風呂になったのは言うまでもありません。
「ととのう」という言葉とあわせて、最近よく耳にするロウリュ。
ロウリュとは、温めたサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させるフィンランドスタイルのサウナ入浴法。一般的なサウナより肌への刺激や息苦しさが少ないそうです。
確かにサウナの隅にある石に水をかけると水蒸気が発生。ほどよくカラダが温められて、いい感じに汗が出てきます。我慢大会というより、岩盤浴みたいな感じでリラックスできます。琵琶湖の景色を眺めながら入っていたというのも良かったのでしょう。結構長く入って、しっかりデトックスできたせいか、カラダはすっきり。悩みの肩こりも和らぎました。
温泉とサウナを楽しんだ後は、琵琶湖散策へ。少し日が落ちかけた夕方の時間帯は、景色も神秘的に。琵琶湖の上にはきれいな月が見え始めました。今度はココロを元気にする時間です。
デッキには、大きなプールがあり、夕方のさわやかな風を感じながら足をつけたりプールサイドでまったりくつろいだりする人の姿も。気候の良い時期は、SUPなどのウォーターアクティビティが楽しめるそうですよ。同じデッキには、土管のようなユニークな形状のバレルサウナも。サウナポンチョやサウナハットのレンタルサービスもあるので、サウナ好きの方はこちらも要チェックです。
温泉にサウナそして琵琶湖散策。さすがにお腹がすいてきたなと思っていたら、ちょうどBBQ の食材が運ばれてきました!
今夜の食事場所は、お部屋のバルコニー部分にあるアウトドアリビング。夜風に吹かれながらのBBQはアウトドア感満載。しかもメニューは近江牛に、骨付きポーク、滋賀高島名物のとんちゃん焼き。他にもバウムクーヘンを飼料にして育てられたバウムクーヘン豚の彩り野菜添えやビワマスのハーブ焼きなど、ご当地食材が盛りだくさん。盛り上がらないはずはありません。
この施設では、BBQをさらに楽しめるアクティビティが!
その名もスパイスラボ。チェックインカウンターのそばにあるスパイスラボには、スパイスの瓶がずらりと並べられています。
「どれを選べばいいのかな…」とたくさんのスパイスを前に困惑していると、「好きなスパイスを組み合わせれば、自然とお好みの味になりますよ!」と通りかかったスタッフの方がアドバイスしてくれました。迷いがなくなった私たちは、3種類のスパイスをピックアップ。それぞれのスパイスが均等になるように計量して、すり鉢で混ぜ合わせて出来上がり!我ながらよくできたスパイスで、これを調味料にして近江牛をしっかり堪能しました。組み合わせの参考になるレシピも置いてあるので、レシピ通りにつくってみるのもアリですよ!
夕食の時間にあわせて、ナイトバーがオープン。宿泊者は、ビールやハイボール、ソフトドリンクが無料で飲み放題になっています。ドリンクはお部屋に持ち込んで、夕食とあわせて楽しむのもOKですが、私たちは夕食後に、ある場所でドリンクを味わうことに。
その場所は焚火スペース。スタッフの方に声をかけると、火をつけてくれます。赤々と燃える炎を眺めながら、ドリンク片手に過ごす旅の夜。これこそが非日常。星や月の明かりも彩りを添えて、何とも言えない贅沢なひとときを過ごしました。
昨晩は、友人と話し込み、すっかり寝るのが遅くなったのですが、朝は寝坊せず早めに起床した私。きっと「寝ていたらもったいない!」という思いがあったのでしょう。
1日のはじまりはもちろん朝風呂から。そして広々とした開放感のあるデッキでストレッチ。朝から優雅に旅先ならではの時間を満喫します。
そして朝食。早めに朝食を摂りたいときは食材は前の晩に運んもらうこともできるので、食べる時間も自由に決められます。私たちは、昨晩食べきれなかった料理をもう一度BBQグリルで温めて、豪華な朝食を堪能。バウムクーヘン豚の彩り野菜は、豚の旨味が野菜にしみ込んで、さらにおいしくいただけました。
ホテルエリアのお部屋はチェックアウトが11時なので、ぎりぎりまでお部屋時間を楽しみました。滞在中、温泉は何度入ったか分かりません!
心身ともに癒されて元気になって、すっかりリフレッシュできた私たち。やっぱり旅はいい!そしてレイクサイドテラス琵琶湖での時間は最高でした。まったり過ごしたい方にいも、アクティブに楽しみたい方にもぴったりの素晴らしい施設。旅の余韻を楽しみながら、明日からまた頑張れそうです!
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