4月からいよいよ社会人!学生生活も残りわずかとなり、「なんだか寂しい…」とつぶやく私に、「2人でどこか行こうよ!」と友人。素敵な提案に、すぐインスタをチェックした私の目に留まったのは、目の前に真っ青な海が広がり、その向こうに緑の島々を臨むグランピング施設「グランドーム瀬戸内しまなみ」。友人に知らせると「グランピングって一度やってみたかった!」とのことで、すぐに行く先は決定。卒業論文が落ち着いた冬休みのタイミングで、一足早い卒業旅行に出かけることになりました。
学生最後の女子2人旅。楽しいことをたくさんして素敵な思い出をつくりたいな!
目次
「これがしまなみ海道?!ここからの眺め最高だね!」
JR福山駅からレンタカーを走らせていた私たちは、島と島を結ぶ橋から見えた風情溢れる光景に、思わず目が釘付けに。この日はお天気が良かったこともあって、青い海と緑の島々のコントラストがとても美しく、車を止めてしばらく眺めていたいほどでした。
私たちが旅先に選んだ「グランドーム瀬戸内しまなみ」は、瀬戸内海に浮かぶ7つの島々の一つ、生口島にあります。長時間の運転には自信がなかった私たちは、関西から新幹線でJR福山駅へ。そこからレンタカーを借りて、1時間ほどのドライブを楽しんでいました。
チェックインよりもかなり早く生口島に着いた私たちは、しおまち商店街に立ち寄り、風情溢れる古い街並みを散策。昔ながらの家屋を生かしたおしゃれなカフェや雑貨屋さんを覗いていると時間はあっという間に15時前。急ぎ施設へと向かいます!
グランドーム瀬戸内しまなみに到着したのは、15時ちょっと過ぎ。
チェックインのために、管理棟へ。柑橘類の生産で有名な生口島らしいレモンとみかんのウェルカムドリンクでほっと一息つきました。
チェックイン場所となっている管理棟には、フロントがあるのはもちろん、トイレや清潔なシャワールームも備えられています。予約表が置かれているので、私たちはチェックイン時にシャワールームの予約も済ませておきました。これで遊びの計画もばっちり立てられます!
シャンプー、ボディソープ、コンディショナー、ドライヤーなどのアメニティはシャワールームに、歯ブラシ、ナイトウェア、バスタオル&フェイスタオルはお部屋にセットされていましたよ。ドライヤーや鏡はお部屋にもありました!
ちょっとうれしかったのは、お部屋に備えられていた昔懐かしいはんてん!トイレや洗面所に行くときに、サッと羽織れてとっても重宝しました。
「これ、インスタで見た景色だよ。海が目の前!」
ドームテントに入った瞬間、大きな窓から見えた、海と島が織りなす風景にテンションが一気にアップ!荷物はそのままにテントの外へ出て、しばらく目の前の絶景を眺めていました。
しばらくすると、「スタッフさんが勧めてくれた釣りをやってみたい!」と友人。そう!グランドームでは、1650円で釣り竿がエサ付きで借りられて、目の前の海で釣りが体験できるんです。釣り竿は、安全に釣りができる日暮れまで使えるとのこと。エサのつけ方や釣りのコツはスタッフさんに教えてもらいました。
いざ挑戦!と張り切ったものの、残念ながらお魚は1匹も釣れずじまい。夏はキスやタイ、冬は小フグが釣れると聞いたので、ひそかにビギナーズラックを期待していたのですが…。でも友人とあれこれ言いながら釣りをするのは楽しくて思わず時間を忘れて没頭してしまいました。気が付けば、真っ青だった空はほんの少し夕暮れ色に。そういえば、お部屋で遊ぼうってゲームまで借りたのに、忘れていたね…。
外遊びを楽しんだ私たちは、ようやくドームテントへ。お部屋は開放感があり、冷暖房完備で広々快適!お部屋にいても、大きな窓から海と島の景色が楽しめて、とってもいい感じ。海辺のカフェのような、おしゃれなインテリアも女子の心をくすぐります。
そんなお部屋でぼんやり過ごすなんてもったいない!ということで、私たちはこれまたスタッフさんおすすめの生レモンスカッシュづくりを体験することに。ここへ来るまでにレモンの木をたくさん見たなと思っていたら、なんと生口島は、国産レモン発祥の地と言われ、生産量は日本一なのだとか。レモンを味わわずして帰るわけにはいきません!
レモンスカッシュづくりは、とっても簡単…と言いたいところですが、インスタ映えするように仕上げるにはちょっとしたコツが要りました。まずは材料を入れる順番!シロップ→氷→炭酸水の順に入れて、最後にレモンを絞ります。炭酸水はゆっくり静かに注ぐのも大事なポイント。ブルーのシロップが炭酸水に混じることなく、キレイに仕上がります!私は、順番を間違えたのでレモンが下に落ちてしまいました。見た目が少し惜しい感じですが、味はばっちりでした。
お部屋でレモンスカッシュづくりを楽しんだ後は撮影会!海をバックにドリンクを撮ろうと、再びデッキへ。すると目についたのは、焚火!デッキスペースでは、薪を購入すれば、チェックイン後の15:00~21:00までの間で焚火が楽しめるようになっています。
ということで、私たちは焚火をしながら、つくりたてのレモンスカッシュで乾杯することに!時間とともに少しずつ表情を変える空と海を眺めながら、なんとも贅沢なカフェタイムを満喫しました。
そろそろお腹がすいたなと思い、ガゼボ(BBQスペース)を覗くと、すでに冷蔵庫には夕食の食材が用意されていました。
今夜の晩ごはんは、瀬戸内エリアの食材が味わえる「しまなみグランピングBBQ」。瀬戸内産牛のステーキや牛串をはじめ、タイやサワラ、サザエに、タコのアヒージョと、海の幸も充実!見るからにみずみずしいベビーリーフのサラダは、地元農家さんの採れたて野菜だそうです。デザートは、ベリーソースの付いたパンケーキ。食材をテーブルに並べたり、BBQ グリルで焼いたりと、2人で食事の準備をしているだけで、気分が盛り上がります。
食材が一通り焼けたら、持ってきたワインで乾杯!柔らかくジューシーなステーキ肉に、グリルで丸ごと一匹焼いたタイは、香ばしくふっくらとした絶妙の焼き上がりに!タコの旨味たっぷりのアヒージョ&チーズフォンデュのスキレット料理は、ワインにぴったり。ボトルが一本あっという間に空いてしまいました!
BBQスペースであるガゼボには、なんと薪ストーブが!冬もグランピングを楽しめるようにと、12月から設置されているそうです。
海外のおしゃれなお家にあるような、味わいのある薪ストーブ。見ていたら使いたくなって、夕食時に利用することに。薪一束込みで、利用料は3,300円です。
自分たちで火をつけて薪をくべながら炎を眺めていると、体だけでなく、気持ちまでほっこり。グランピングだからこそ味わえる非日常感に心が和みます。
ちなみに私たちは、オプションで薪ストーブメニューも注文。薪ストーブの炎を利用して、焼きいもや焼きりんごが楽しめると聞けば、やってみたくなりますよね!
食材はホイルにくるんだ状態で届けてくれるので、さつまいもやりんごは薪ストーブに入れて後は様子を見るだけ。調理はいたって簡単ですが、完成した焼きいもと焼きりんごは、中心部までしっかり火が通り、甘くてトロトロ。薪ストーブでしかつくれないおいしさです!
あたたかい空間で食事をゆっくり楽しんでいたら、もう20時過ぎ!まだまだやりたいことはいっぱい…ということで、まずは広場の焚火スペースへ。プライベート空間の焚火とは、また違うスケール感でキャンプファイヤーが楽しめます。ここでは、焼きマシュマロに挑戦!火であぶればいいだけかと思いきや、トロトロになるまで焦げないように焼くのは結構難しく、2人で炎&マシュマロとにらめっこ。なんとかおいしくできました!
あともう一つ私たちがやりたかったのは花火。テントの目の前にある海岸広場で21:00までできると聞いて、フロントで販売していた花火を購入(一袋550円)。最初は、色とりどりの花火で盛り上がり、最後は線香花火の儚くも優しい光に癒されて終了。花火を終えて、ふと空を見上げたら、都会では見られないような満天の星空が広がっていました。しばし無言で、星空を眺めてしまいました。
花火が終わり、部屋に戻ってもまだまだ元気な私たちは、チェックイン時にフロントで借りたお楽しみグッズで、旅の夜を楽しむことに。フロントにはお部屋で遊べる人生ゲームやジェンガなどが用意されていて、どれもひとつ200円でレンタルできます。21:00でフロントが閉まるので、それまでに借りておいてくださいね。
特に盛り上がったのは、お部屋でイルミネーションが楽しめる「ドームイルミ」。テントの大きな天井に、さまざまな色の光が映し出されて、迫力満点。赤や青、緑と色が変わっていく度に、2人で歓声を上げ、ここでも大盛り上がり。
一通りイルミネーションを満喫した後は、人生ゲームで一勝負。普段やらないだけについ楽しくなってしまい、気づけば時間は午前1時過ぎ…明日に備えて早く寝なければ!
あんなに遅くまで起きていたのに、目覚めはすっきり!非日常の空間では、疲れ知らずでいられるのかもしれません。
旅の最後は、海と島の景色を心ゆくまで味わって帰ろうと、2人のお気に入り空間となったデッキスペースで朝食をとることに。朝日で黄金色に輝く海をパノラマサイズで楽しみながら、ホットサンドと尾道浪漫珈琲をいただきました!
チェックアウト後は、インスタで話題になっていた耕三寺内にある大理石の庭園「未来心の丘」へ。海鮮の旨味たっぷりの出汁に爽やかなレモンの酸味が効いた、レモン鍋も楽しんで帰りました。
しまなみ海道の美しい風景を眺めながら、グルメにアクティビティ、そして観光と、2人でいっぱい遊びつくした2日間!学生生活はもうすぐ終わるけど、私たちの友情は続いていく!そう感じられた思い出深い旅になりました。卒業しても、また一緒に旅しようね!
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