広いお風呂に浸かってゆっくりしたり、地方のおいしいものを食べたりするのが大好きな私たちは、いつも一緒にいろんなところへ出かける旅友。
今回は、各テントに個別のお風呂が付いたグランピング施設があると聞き、三重県伊勢志摩にある「グランピングヴィレッジTHANS」にやってきました。
女友達2人でグランピングは初めてなので、ちょっとドキドキします。
目次
まずは電車で、大阪から伊勢志摩へ。大阪難波駅から近鉄特急・伊勢志摩ライナーに乗って、2時間半弱で鵜方駅に到着しました。電車内では、窓から見える観光スポットのアナウンスもあり、旅行気分が高まります。
鵜方駅から「グランピングヴィレッジTHANS」へは、レンタカーを借りて行くことに。レンタカーだと翌日の観光や買い物もスムーズです。
25分ほど車を走らせると、見えてきたのは壁に「THANS」の文字が書かれた建物と、緑の中に立つ白いドームテント。テントの後ろ側には森林が生い茂る緑の景色が広がっていますが、正面には船の係留する桟橋がちらっと見えて、思いのほか海が近いことにビックリしました。
チェックインを済ませると、早速、案内されたテントへ。ドームの中は広々としていて、もちろんエアコンも完備されています。
そして、テントの目の前は海!到着したときは少しさざ波が立っていて、そこに太陽の光がキラキラと反射してとてもキレイでした。
持ってきたワインを冷蔵庫に入れ、備え付けのドリップマシンでコーヒーをいれてひと息ついていると、ここがテントであることを忘れてしまいそうな心地よさ。
「今回の旅はとことんのんびりしようね!」と、2人の意見が一致しました。
ずっとテントの中でくつろいでいたい気分でもあったのですが、せっかくなので敷地内を少し探索してみることに。
ここはプライベートを重視したグランピングヴィレッジで、敷地内に建つドームテントは3棟だけなのだそう。グランピングというと若い人が利用する宿、というイメージがありましたが、こちらはしっとりとした大人の宿の趣もあり、スタッフの方によると実際に私たちのようなミドル世代やシニア世代の利用も多いのだとか。
家族で行くなら賑やかなキャンプ場もいいけど、大人の女子旅には、この静かさと、他の人に気兼ねなく過ごせる自由度がたまりません。大人旅にもぜひおすすめしたい施設です。
広場にはキャンプファイヤーをするスペースも用意されていましたが、残念ながら、この日は前日までの悪天候で火を燃やすことができないとのこと。次回はぜひここで、ゆらめく炎を眺めながら語り合いたいものです。
テントに戻ると、いよいよ楽しみにしていた入浴タイムです。グランピングで個別にお風呂が付いているなんて、なんとも贅沢!しかも、信楽焼の大きな陶器風呂が設置されていて、想像以上に立派なしつらえにテンションが上がります。入浴中はブラインドを下げることもできますが、私は景色を楽しみながら入りたかったので水着を持参!
一面ガラス張りの窓の向こうには英虞湾の美しい風景が広がり、明るいうちにこの景色を楽しもうとお湯の中へ。夕暮れに向けて刻々と変化する空や海の色を眺めていると、時間がたつのを忘れてしまいそう……。
身も心も洗われて、そろそろおなかがすいてきた頃、タイミングよく夕食が運ばれてきました。
ひときわ目を引くのが、色鮮やかな伊勢エビと、この地域の名物であるあっぱ貝(ヒオウギ貝)です。それに、松坂牛のステーキ、松坂豚のウインナー、地元野菜など、三重のブランド食材が勢揃い!これらをBBQでいただきます。
この豪華グルメが食べられることも、私たちがここを選んだ理由の一つ。伊勢エビは身がしっかりしていてプリップリ。あっぱ貝はホタテに似た味わいで、小さいのに旨味たっぷり。お肉やウインナーは、どれも柔らかくてジューシーでした。
最後は、ダッチオーブンで炊いたごはんと食べる牛すじカレーで、おなかいっぱいに。
満腹とはいえ、デザートは入ってしまうから不思議です。通常は、広場で行われるキャンプファイヤーで焼きマシュマロができるそうですが、この日はキャンプファイヤーが中止となったため、卓上トーチで楽しみました。
ちなみに、各ドームには専用のBBQスペースが付いているので、食事は自分たちだけでゆっくり食べることができます。
結局、冷やしておいたワインだけでは足りずに、地域限定のクラフトチューハイを追加オーダー。飲んで、食べて、夜遅くまで語り合いました。
目覚ましは鳥の声。ゆっくり寝ているなんてもったいない!と、朝からもう一度お風呂に入ることに。すがすがしい空気に、木々の緑もいきいきと感じられて、昨夜の癒しの時間とはまた違う、活力をもらえるひとときです。
そして私たち女性にとってもう一つ嬉しいのは、広くて清潔な洗面ルームが付いていること。エアコン付きだから、お風呂あがりも汗だくにならず、朝のメイクも快適にできました。
アメニティも充実していて、まるでホテルに滞在しているような気分でしたよ。
朝食は、キャンプ飯の定番・ホットサンド。各自好きな具材をパンに挟んで、ホットサンドメーカーで焼いていきます。慣れないコンロで、少し焦がしてしまったのもご愛嬌。
夕食と同じく、風が通り抜ける専用BBQスペースでの食事は、ひときわ美味しく感じます。
サラダに付いているドレッシングはちょっぴりスパイシーで、この日は朝から暑かったので、アイスコーヒーとともにおいしくいただきました。
10時のチェックアウトまでまだ少し時間があったので、朝の海の景色を見に桟橋へ。
すると、何やらフロートの付いた自転車のような乗り物が。「グランピングヴィレッジTHANS」では、このバイクに乗って水上散歩ができるアクティビティを準備中なのだとか。
そのほかにも、「海のレジャーを楽しみたいなら」と、スタッフの方が近くでSUP体験や船釣り体験ができる場所があることを教えてくれました。
今回の女子旅は「お風呂と食」をメインにゆっくりすることが目的でしたが、次は真夏のレジャーを楽しむ本格的なアウトドアグランピングを体験してみてもいいかも。
快適に過ごしたグランピングヴィレッジTHANSを後にして、私たちが次にやってきたのは、車で30分ほどのところにある横山展望台です。
ここは、標高140mから英虞湾を見下ろす絶景スポット。実はレンタカーを借りたとき、「ミシュラン・グリーンガイドジャポンで一つ星を獲得した場所がある」と聞き、帰りに絶対立ち寄ろうと決めていたのです。
この日は快晴だったこともあり、ウッドデッキから眺める大パノラマは、まさしく絶景!いくつもの島がつくり出すリアス式海岸の複雑な地形に、自然の神秘を感じます。
整備された遊歩道を気持ちよく散歩したあと、少し早めのランチに、天空のカフェテラスで志摩あおさ豚を使った「横山天空サンド」を食べました。
三重の自然とグルメを満喫した旅。仲良し2人組の楽しい思い出が、また一つ増えました。
※本記事は2023年7月の情報に基づき、グランピングヴィレッジTHANSとのタイアップにより作成されたものです。記事には、体験者の所感、感想が含まれます。最新の情報は予約サイトなどでご確認ください。
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