以前職場が一緒だった友だちとは、何かと気が合い、1ヶ月に1度は一緒に遊んでいます。
私たちの共通点は、インスタが大好きなこと。アミューズメントパークや観光スポット、話題のカフェなど、インスタ映えしそうな場所に出掛けては、写真を撮りまくっています。
「まだ寒いけど、どっか行きたいね」「私はグランピングに行ってみたい!」2人の意見をまとめて選んだのが「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」。しまなみ海道をドライブしながら向かいました。
レモンで知られる生口島のそのすぐ隣が、グランヴィレッジ瀬戸内しまなみのある高根島。国内のマリンリゾートは結構行ったけれど、近場の瀬戸内海にこんなにすてきなリゾート地があったなんて、驚きでした。
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チェックイン後、早速テントへ。私たちのテントから見える風景はこの通りです。目の前はすぐ瀬戸内海、そして生口島などの島影も見えます。海に面したデッキスペースは1日いても飽きないんじゃないかというくらい癒されます。
ちなみに、施設の後方は山になっていて、みかんがなっている木もたくさん見えます。海と山、自然豊かな土地なんですね。
テントの中に入ると、「えー!!カワイイー!」と、さらに友だちのテンションは上がります。実は、もうすぐ彼女のお誕生日。予約する時にサプライズを頼んでおいたのです。Happy Birthdayのデコレーションに、バルーンもいっぱい。ほんとにかわいくて、私までうれしくなっちゃいました。
グランヴィレッジでは、内容に応じたデコレーションを3,000円で準備してくれます。私たちが泊まるのは、外が見えるように一部が透明になったドームテント。4つのベッドに、ローテーブルとミニソファ。エアコンだけでなく足元用のパネルヒーターと、暖房もバッチリ。パステルブルーで統一されたテントからは、輝く瀬戸内の海が見渡せます。
お部屋に荷物を運び込んでひと段落した後、スタッフさんに「おやつ作り体験はいかがですか?」とおすすめされて、早速チャレンジすることに。
「スモア」は、スキレットで作るお菓子。割った板チョコをスキレットの底に敷いて、その上にマシュマロをギュッと詰めていきます。BBQグリルで様子を見ながら焼いたらできあがり!クラッカーでディップして食べると、熱々のマシュマロとチョコが溶けて甘〜い、後にクラッカーの塩味が…。
「これはやばい」「無限に食べられるやつだ」
こんなにおいしいのに、超カンタンにできるのがうれしい。スモア作りは500円で体験できます。
もう一つのおやつ体験は、「みかんスカッシュ作り」。古くからみかんの産地として知られる高根島のみかんを使ってスカッシュを作ります(300円)。氷を入れたグラスに、高根島みかんの搾り汁を入れて、炭酸水を注ぎ、最後に切ったみかんを飾ればOK。
みかんの味が濃く、さわやかな酸味もあって、旅の疲れもすっきりとれそう。せっかくなので、デッキスペースで海を見ながらいただくことに。潮風を感じながら飲むみかんスカッシュは最高でした!
赤いとんがり屋根がカワイイ管理棟には、アメニティや、インドアで遊べるゲーム・室外の遊具などのレンタルグッズが常備されています。また、グランヴィレッジの滞在中に体験できるさまざまなアクティビティ情報も掲示しているので、まずはこちらをチェックするのがおすすめです。
「アウトドアポップコーン作り」というポップに目が止まった私たちは、さっそくオーダーしてみました。
管理棟の前には、レンガ造りのファイヤーピットがあり、日が暮れるとそこで焚き火が始まります。この焚き火を利用してポップコーンを作ります。
ポップコーンメーカーに油と乾燥コーンを入れたら、焚き火の上にかざします。この日はちょっと風が強かったので、瞬く間に焚き火が大きく燃え上がりました。ポップコーンメーカーを左右に振っていると、次第に香ばしい香りがしてきて、すぐにポンッポンッとポップコーンのはじける音が聞こえました。「音が止んだら出来上がりですよ」とスタッフさん。
火から下ろしたばかりのポップコーンとバターハニーのフレーバーパウダーを紙袋に入れて、シャカシャカと振ったら完成です。夕食が食べられなくなるといけないと思いながらも、つまみ食いの手が止まらない!アウトドアでいただくアツアツのポップコーンは格別のおいしさでした!
ドームテントの隣には、大きな窓のある個別の食事スペースがありました。室内には、BBQグリルと冷蔵庫、キッチン、そして薪ストーブもありました。屋根や壁でしっかりおおわれているので、雨や風でも難なくBBQができます。気候のいい時期なら、窓を開けて海を見ながらBBQしたり、デッキにテーブルを移動させてアウトドアで食事したりも。
この日は冷え込みが厳しかったこともあり、私たちは冬ならではのグランピングを楽しむために、薪ストーブをレンタル(薪一束付き3,300円)し、暖を取りながら食事をすることにしました。
さて、お待ちかねのディナータイムです!ブランドの瀬戸内牛のステーキと串焼き、そしてタイやサザエ、サワラなどの瀬戸内の海の幸。テーブルに用意された食材に、思わず歓声を上げる私たち。
瀬戸内のタコのアヒージョとカマンベールチーズのフォンデュというスキレット料理もうれしい。地元農家さんが作った野菜のサラダ、デザートには、ホイップクリームとベリージャムでデコレーションするスポンジケーキ…と至れり尽くせり。
持ってきたシャンパンをグラスに注いで、2人だけのバースディパーティーがスタート。おいしいもの尽くしで、とっても贅沢な時間になりました。
ガゼボには、バスルームとトイレも付いているので、テントでの二次会に備えてまずはお風呂タイム♪お腹もいっぱいになった後、お風呂でゆっくり温まると、冷えた身体もぽかぽかに…。夜は、暖房の効いたテントの中で過ごしました。
久しぶりに会えたので、話したいこともたくさん。波の音が聞こえるテントの中で、時の経つのも忘れてしまうほど、おしゃべりを楽しみました。
お風呂に入れなかったり、トイレが共用だったりと不便を感じることが多いキャンプはどちらかというと苦手ですが、この施設くらい設備が充実していれば、ホテルで過ごすのと変わらないくらい快適です。アウトドアにあこがれはあっても、お風呂がないと困る、虫は嫌い…という女子には絶対おすすめです。
おしゃべりで夜更かしをしたのに、なぜか早朝に目がさめてしまった私たちは、起きてすぐに海沿いをお散歩しました。昨日以上に晴れ晴れとしたお天気に気分もスッキリ。お腹も空いてきます。
朝ごはんは、BBQグリルで作るホットサンド。ハーブの効いたソーセージと地元野菜のサラダを添えて。カフェのメニューのようにおしゃれで、そしておいしい。尾道浪漫珈琲のドリップコーヒーは、デッキスペースでいただきました。
自然にふれ、おいしいご飯ですっかりエネルギーをチャージした私たち。瀬戸内エリアの観光スポットを巡って、たくさんの写真を撮って帰ることにしました。
友だちになって約3年。今回はグランピングという非日常感もあって、いつもとは違う話をしたり、子どものように笑ったりはしゃいだり…。お互いの知らなかった素顔を知ることができたような気がします。
すっかりグランピングが気に入った私たちは、「冬のグランピングもいいけど、春や夏のグランピングも体験したいね!」「今度は山方面に行ってみようか」と、次の計画を練っているところです。
クチコミ・体験記