年の暮れが近づくと、大自然の中で心身を癒すグランピング旅に出かける私たち女性2人組。今年は、1年の労をねぎらうには少し早い時期ですが、琵琶湖畔に新しいグランピング施設ができたとの噂を耳にし、出かけることになりました。
向かったのは、2021年10月にオープンした「グランピングヴィレッジ滋賀今津浜」。ここは、湖国百景の1つに選ばれている「湖西の松林」が立ち並ぶ琵琶湖畔のすぐそばにあり、豊かな自然を感じながら、アウトドアを楽しむことができるグランピング施設。
日常を離れ、静かな環境でちょっと贅沢にゆったり過ごしたいという私たちにはぴったりの施設でした。
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グランピングヴィレッジ滋賀今津浜は、車の運転にあまり自信がない女性でも、行きやすい場所にあります。これは、女性だけの旅ではなかなか重要なポイントになるのではないでしょか?グランピングというと、やっぱり車でしか行けないような場所にあることも多いので、車の運転が苦手な人は、それだけで行くのをあきらめてしまうことも…。
でもグランピングヴィレッジ滋賀今津浜なら、大阪や京都、兵庫からのアクセスが良好な上、電車でも行きやすい場所にあるので、車に乗れないからとグランピングをあきらめている人にもおすすめ!施設の最寄り駅はJR湖西線の近江今津駅。3日前までに予約しておけば、駅からの無料送迎も利用できるので、とっても便利です。うっかり予約し忘れていた私たちは近江今津駅からタクシーを利用しましたが、タクシー代は1,000円でお釣りが来ましたよ。
早速施設に到着した私たちは、お部屋へ!実はこのグランピングヴィレッジ滋賀今津浜には、3種類の個性豊かなグランピングテントがあると聞いて楽しみにしていたのです。
しかも今回予約したのは、ユニークな形状が目を引く「コネクトドーム」。ドームテント2つ分を合わせたとっても広いお部屋は、最大7人で宿泊できるそうなので、大人数の女子会やグループ旅行にぴったりといった感じです…でも今回は女性2人で贅沢に使うことに!
でもお部屋はやっぱりものすごく広かった…。天井が高い上、テントの一部がスケルトンになっていて開放感たっぷり。実際の大きさよりもさらに広く感じられます。なんでもドーム一つ分の「スタンダードドーム」でも直径7メートルあり、十分に広いのだとか。そうか…スタンダードドームでも女性2人には広すぎるぐらいだった…? 思わず顔を見合わせて苦笑いしてしまった私たちでした。でも落ち着きのある広々としたコネクトドームでは、ゆったりとくつろぎ、ラグジュアリーな気分を味わうことができました。2人で利用するのもありだと思います!
お部屋でのんびりした後は、琵琶湖散策へ。やっぱりグランピングは、自然に触れる、アウトドアを満喫するというのも旅の目的の一つ。施設が豪華なだけではいけません!やはり自然に触れられるロケーションにあるというのも、グランピングでは重要なポイントですよね。
その点、グランピングヴィレッジ滋賀今津浜は、施設を出てすぐの場所に雄大な琵琶湖が広がっており、とても素敵なロケーションにあるといえます。しかもこの辺りは「今津浜水泳場」となっており、夏は湖水浴も満喫できるのだとか!
秋風が心地よいこの日は、琵琶湖散策へ。夕日が沈む時間帯になると、空は幻想的なピンク色に染まり、風情ある光景に思わず見入ってしまいます。朝は、朝日を拝むことができるので、早朝の散歩もおすすめ。時間帯によって変化する琵琶湖の景色が眺められるのは、ここでしか味わえない貴重な体験になると思います。ぜひここに滞在中は、時間帯を変えて何度も琵琶湖の景色を楽しんでもらいたいと思います。
しかし…そんなことを言いつつも、実際はすっかり寝坊し、お楽しみを逃してしまった私。「朝日×琵琶湖」のこの絶景は友人が撮影した写真で楽しむことになりました…。
琵琶湖をゆっくり散策した後は、お楽しみの夕食タイム!散歩から戻ってきたときには、テント横のデッキスペースに、「グランピングBBQ」セットが届けられていました。
ということで、散歩の後は早速夕食の準備にとりかかることに。BBQスペースに備え付けのガスグリルで、ワイワイ言いながら食材を焼いたり、温めたり…そんなひとときもグランピングならではの楽しさ!提供される食事をそのまま食するのとはまた違うひとときが満喫できます。
今回私たちは、電車ということもあり身軽に旅をしたかったので、食事付プランを選択。滋賀の食材を使ったという「グランピングBBQ」は、やっぱり近江牛ステーキに目が留まります。これは焼き立てを、添えられていたわさび醤油で食べるのが絶品でした。ぜひお試しを!
あと「これぞグランピング!」と感じたメニューが、「かぶとチキンのダッチオーブン煮込み」や「アワビとカラフル野菜のアヒージョ」といったダッチオーブンやスキレット料理。味はもちろんですが、やっぱりアウトドア気分を盛り上げてくれる一品として、グランピングの食事には欠かせません!
そしてもう一つ!夕食の楽しさを倍増させるのが、グランピングヴィレッジ滋賀今津浜のインクルーシブサービス。この施設には、セルフサービスのフリーBarがあり、ビールやワイン、ソフトドリンクを無料で好きなだけ味わうことができるんです。お部屋に持っていくこともできるので、食事と一緒にドリンクが楽しめます。
私が気になったのは、4種類あったビール。全国各地のご当地ビールが並んでいて、ビール好きにはたまりません!スタッフによると、このビールの種類は時々変わるのだそう。宿泊するときにどんな種類が用意されているのかこれまた楽しみですね。私はベリーの香りがふんわり漂うご当地ビールがお気に入りに。食事が進んだのは言うまでもありません。
グランピングというのは、楽しみが尽きない!そう感じさせてくれるのが、グランピングヴィレッジ滋賀今津浜の大きな魅力。食事が終わってもまだまだ1日は終わりません。
見た目以上にボリューム満点だった夕食は、デザート前に一時休憩をはさむことに。そしてプライベートガーデンに備わっていた個別の焚火スペースへと、お楽しみの場を移すことにしました。
焚火は、管理棟で焚火セットを受け取れば、あとはファイヤースペースに薪を並べて点火するだけ。薪の組み方はお部屋にある施設の利用ガイドに説明があるので、そんなに難しく感じることはありません。
私たちは火を眺め、夕食のデザート、フォンダンショコラを温かいコーヒーと一緒にいただきながら、火が消えるまでおしゃべりを楽しみました。とっても味わい深いアウトドアなひとときに、思わず時間も忘れてしまいます。気が付けば夜はすっかり更けていました。
実は、グランピングヴィレッジ滋賀今津浜には、予約制の貸切風呂(※40分2000円/税込)があるのですが、焚火を楽しみすぎて貸切風呂は断念…お風呂は、好きなときに入れるデッキスペースに備え付けのお風呂を利用しました。
友人と気兼ねなく話したい、子どもたちに思いっきり焚火体験をさせたいといったときは、それぞれの区画にある個別のファイヤースペースが重宝します。また、無料でマシュマロやポップコーンがもらえるので、この焚火を使って焼きマシュマロやポップコーンづくりが楽しめます。
ちなみに、フリーBarの入り口には共用のキャンプファイヤーもあります。ほかのゲストの方に混じってのキャンプファイヤーは、新たな出会いがあったりして旅ならではの醍醐味がありますよね!コロナ禍がおさまれば、たまたま隣り合わせた人との会話を楽しむ…なんて楽しみ方もできそうです。焚火一つとっても、場所やアクティビティを選んで、いろんな楽しみ方ができるのもこちらの魅力ではないでしょうか。
昨晩は旅先ならではの食を味わい、焚火で遊び、おしゃべりを楽しみ、寝る暇がないぐらいグランピングを満喫した私たちですが、今日も予定は盛りだくさん。不思議とお腹もすいているので、朝食もしっかりといただきます!
ベーグルサンドがメインの朝食は、アボガド&サーモンまたはアドベリージャム&クリームチーズの2種類から選べます。私たちは二人ともアボガド&サーモンをチョイスしました。サラダやアボガド、サーモンをベーグルにサンドしていただくのですが、具材たっぷりでサンドしきれないほど。ご覧の通りのボリュームで、ほおばるのが大変でした。
ちなみにアドベリージャムは、滋賀高島市の特産品。さわやかな酸味と甘みが癖になる一品は、観光地のお土産屋さんでも見かけましたよ。
グランピングヴィレッジ滋賀今津浜をチェックアウトした後、私たちは、ある場所を目指すことに。それはパワースポットとして知られる竹生島です。
2000年も前の弥生時代から聖域して崇められるこの竹生島は、神仏習合の名残が残る島。弁才天を祭る宝厳寺や都久夫須麻神社など国宝や重要文化材に指定される神社仏閣があり、その一つひとつをまわって手をあわせると、本当にパワーを授かったような不思議な感覚に。
なんといっても島の高台から見える琵琶湖の景色が最高で、気分が晴れやかになります。なぜパワースポットなのかは、やっぱり実際に訪れて自分で感じ取るのが一番かもしれません!
竹生島へ行く航路は、今津航路・長浜航路・琵琶湖横断航路の3つになりますが、グランピングヴィレッジ滋賀今津浜の行き帰りに立ち寄るなら、JR近江今津駅から徒歩5分の今津港から乗船する今津航路で向かうのがおすすめ。港から島までの所要時間は25分です。
グランピングで心身を癒し、最後は神秘の島でパワーをしっかりといただいて帰るという滋賀へのグランピング旅。心身ともにリフレッシュできた最高の休日になりました!
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