「たまには子育てから解放されたい!」そんな想いで、子育て仲間のママと息抜き旅行を計画♪「せっかく旅行するなら海が見たいね」と、美しい瀬戸内海と島々が見られるしまなみ海道の生口島を目的地に決めました。
生口島の宿泊施設を調べていると、2022年8月にリニューアルオープンした柑橘のテーマパーク「シトラスパーク瀬戸田」の施設内にある「LEMON FARM GLAMPING(レモンファームグランピング)しまなみ」という宿を発見。“レモン”と“グランピング”の組み合わせがどんなものなのか気になって、予約してみることにしました。パパに子どもを預けて、仲良しママ2人で息抜き旅行に出発です!
目次
新大阪駅から福山駅まで新幹線で約60分。駅前でレンタカーを借りて3,40分ほど車を走らせていると、「しまなみ海道」と書かれた石碑を見つけました。キラキラと輝く海景色が目の前に広がり、「しまなみ海道にきたー!」と大興奮の私たち。しまなみ海道はサイクリングの聖地と呼ばれるだけあって、自転車ツーリングを楽しむ人たちの姿も多く見られました。
たくさんのレモン農園を通り過ぎ、いよいよレモンファームグランピングに到着。車から降りるとほのかな柑橘の香りがします。管理棟で受付を済ませてからお部屋へ。プライベートガーデンから見える瀬戸内海に浮かぶ島々と、レモン農園の大パノラマの絶景を見た瞬間、「すごい…!」のひと言。ここでしか見られない素晴らしい景色に言葉を失いました。
レモンファームグランピングのお部屋はドームテントとヴィラの2種類から選べますが、今回疲れを癒すために私たが選んだのは、「サウナスイートヴィラ」。なんと滞在中はいつでもテントサウナを楽しめるお部屋なのです!広々としたスイートヴィラの中は、2つのベッドとくつろげる畳スペース、開放的なアウトドアリビングもあり、インテリアやクロスもカラフルで女子旅にピッタリという感じ♪
子どもがいると、なかなか家がキレイに片付かないので、こんなにラグジュアリーで素敵なお部屋で過ごせることがうれしくてたまらず、テンションが上がりっぱなしの私たちでした。
管理棟には、レモン水・オレンジジュース・ウーロン茶、3種類のウェルカムドリンクが用意されていました。せっかく柑橘の島に来たのだからと、私たちはレモンウォーターとオレンジジュースをチョイス。
お部屋にはウェルカムスイーツとして黄色と緑のかわいいマカロンが用意されていました。瀬戸田レモンケーキ」で有名な生口島の菓子メーカー「島ごころ」とコラボした、ここでしか食べられないオリジナルマカロンだそう。柑橘のさわやかさとほっとする甘さのお菓子でした。到着したばかりなのに、ウェルカムドリンク&スイーツ、こんなにすぐ柑橘グルメに出会えるとは驚きです!
管理棟にはキャンプギアやアメニティなどのほかに、オシャレな帆布生地のリュックやトートバッグがディスプレイされています。スタッフに尋ねてみると、尾道にある「立花テキスタイル研究所」とコラボしたオリジナルリュックサックで、無料でレンタルできるとのこと。帆布バッグの染料にはシトラスパークで廃棄予定だった柑橘の枝葉が使われている、とっても環境に優しいリュックなのだとか!
シトラスパークの広い園内は自由に散策できるので、早速エコなリュックを背負って園内散策に出発。1,300本ものレモンの木が植えられているという広大な園内からは、瀬戸内の絶景を望むことができます。柑橘のさわやかな香りも漂っていました。
園内散策の後はお待ちかねのサウナタイム♪グレーとネイビー2色の可愛いポンチョをレンタルして準備万端。テントは透明の窓付きで外の景色が見えるようになっています。ここでは、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」という入浴法を楽しむことができます。
息苦しいサウナはちょっと苦手な私ですが、ロウリュは岩盤浴のような心地よい温かさです。「今頃、パパと子ども達は何をしてるのかな?」「私たちがいなくても案外大丈夫なんじゃない?」なんて他愛のない話をしていたら、じわじわと汗が噴き出してきました。
簡易ジャグジーで水風呂に入った後は、リクライニングチェアに腰掛けて絶景を眺めながら外気浴でひと休み。サウナで汗をかいて身体はスッキリ!育児のストレスも解消できて、身も心もととのいました!
私達がロウリュ体験をしている間に、食事スペースには豪華な夕食が用意されていました。テーブルにズラリと並べられた品々は、予想をはるかに超えるボリューム!「これ、全部食べてもいいんですか!?」と思わずスタッフに確認してしまうほどでした。
柑橘のジャムや果汁がプチッとはじける瀬戸内海レモンジュエリーを使用したオードブル、ピンクグレープフルーツやレモンドレッシングを使用したサラダなど、レモンファームグランピングの名前のとおり、料理には柑橘がたっぷり使用されていて、見た目もとっても華やか。メインのサーロインステーキをはじめ、タコのアヒージョやアクアパッツァ、海鮮パエリアなど地元の特産物を堪能できるBBQメニューでした。
デッキには専用のピザ窯が用意されており、メニューのひとつ「釜揚げしらすピザ」をピザ窯に入れて自分たちの手で焼くことができます。スタッフに火の起こし方のレクチャーを受けて、緊張しながら釜揚げしらすピザをピザ窯へ。
焦げないように火加減を見ながら慎重に焼いていくと、香ばしい匂いがしてきました。ピザ窯から取り出して、大葉ときざみのりを振りかければ焼きたてピザの完成です。高温のピザ窯で焼く本格的なピザは、外側はカリッと香ばしく、口に入れるとしらすの旨みがじんわりと広がり、感動的な美味しさでした。
グランピングBBQでお腹が満たされた後は、オシャレな焚き火台に薪をセッティングして、キャンプファイヤーで1日の終わりを締めくくります。管理棟に用意されていたマシュマロを持ち込んで、焚き火で炙ればトロトロの焼きマシュマロが出来上がり♪BBQでお腹がいっぱいになっていても、甘いものはいくらでも食べられてしまうから不思議です(笑)。パチパチと心地よい音とたてながら燃える炎を眺めながら思いっきりガールズトークを楽しんだ後、「もう1泊くらいここでゆっくりしていきたいな」と名残惜しい気持ちになる私たちでした。
お部屋の中には、まるで温泉旅館のようなしっとりとした肌触りの陶器風呂があり、贅沢なバスタイムが楽しめるようになっています。お風呂でシャンプーを手に取ると、ふわっといい香りがして驚きました!レモンファームグランピングのアメニティとして用意されているシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ハンドソープ・スキンケア用品は、全て柑橘の香りのもので揃えられていたのです。
どれも敏感肌の人にやさしいスキンケアブランド「OSAJI」のもの。柑橘の香りに包まれながらゆったりと癒しのバスタイムを楽しめました。お風呂上がりも柑橘がさわやかに香り、心地よく眠りにつくことができましたよ。
朝寝坊するのがもったいなくて、旅行2日目は少し早めの起床。朝食はホットサンドに、地元野菜のサラダ、ヨーグルト、高根島長畠農園の果汁100%ジュースというラインナップでした。
食事スペースにはコーヒーミルが用意されているので、朝食と一緒に挽きたて淹れたてのコーヒーを楽しむことができます。用意されていた豆は、 “OVERVIEW COFFEE”という生口島で焙煎されたコーヒー。パッケージの説明によると、ラズベリーの甘酸っぱさとシロップのような甘さが特徴のコーヒー豆なのだとか。確かに、コーヒーミルでガリガリと豆を挽いて淹れるコーヒーは、ブラックコーヒーが苦手な私でもそのまま飲めるほどフルーティーでほのかな甘みを感じさせるものでした。
早朝にしか見られない海景色や雲の流れを眺めながら、ハム・チーズ・新鮮野菜を挟んだアツアツのホットサンドと淹れたてコーヒーを楽しむのは最高に贅沢な時間でした。
レモンファームグランピングは、柑橘グルメやオーシャンビューを満喫できる息抜きや自分へのごほうび旅行に最適の場所。帰りには家族へのおみやげに瀬戸田レモンをたくさん買い、旅から帰った後もレモン鍋やレモン風呂で旅の余韻を楽しみました。また今度はパパや子ども達との家族旅行でも訪れたいな。ママ友との癒し旅で、たっぷり元気を充電できたので、明日からまたママに戻って育児を頑張りたいと思います!
クチコミ・体験記