
日常を離れ、大自然の中でまったり過ごしたいとやってきたのは、滋賀県高島市にある「STAGEX高島-ステージクス高島―」。
道の駅しんあさひ風車村時代から残されている3つの風車がランドマークになっているこの施設。一歩足を踏み入れると、ヨーロッパのどこかにある小さな村へやってきたような気分になります。
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「STAGEX高島」へは、電車を利用して行くことに。JR湖西線(新快速)に乗れば、京都駅から施設の最寄りである新旭駅までは乗り換えなしの約45分。車窓からの美しい風景を眺めながらくつろいでいるとあっという間に到着します。駅から送迎車に乗りこむと、視界を遮ることのない田園風景に、グランピング気分は一層盛り上がっていきます。
さらに現地へ到着し、受付を済ませてセンターハウスを出ると、総面積約7ヘクタールの開放的な空間が目に飛び込んできます。子どもなら思わず走り回るかも!?とにかく遊び心が刺激されることは間違いありません。受付に、バトミントンやフリスビーなどが用意されているのも納得です!
今回はちょっと大人のグランピング旅!ということで、私たちはグランピングキャビンでまったりとした時間を過ごすことに。
お部屋は、ほんのり木の香りが漂うオシャレな空間。全10棟あるキャビンは、いくつかタイプがあって、どれも趣向を凝らした内装になっているんだとか。「どのお部屋になるかは当日のお楽しみ!」というのもグランピングならではのワクワク感があって素敵です。
もちろん、お部屋には、外の景色が楽しめるお風呂とミニキッチン、冷蔵庫、トイレが完備されており、アメニティもばっちり用意されていました。
なんといっても快適だったのがデッキバルコニー。敷地全体を見渡せて開放感を味わえる上、グランピングキャビンのそばを流れる小川のせせらぎが最高のBGMとなって、心身を癒してくれます。
ということで…しばしハンモッグから離れることができませんでした。
ちなみに…STAGEX高島には、10棟あるグランピングキャビンのほかに、とてもかわいい形をしたグランピングテントもあります。テントは、デイユース用と宿泊用があるのですが、冬場は雪の心配があるため、3月頃までは利用できないそうです。
HPには、グランピングキャビンに負けないぐらいオシャレな内装のテント写真が掲載されていたので、次の機会にはテントの宿泊を検討したいと思います!
実は、一歩外に出ると目の前が琵琶湖という好立地にある「STAGEX高島」。スタッフの方に聞いたところによると、夏は泳げるとのこと。それ以外の季節でも、湖畔の景色は本当に美しいので、湖を眺めながらのお散歩は外せないと思います!
特におススメは夕方。「夕景の街」なんていう看板が立っていたほど、施設の周辺は夕景がとってもキレイです。周囲には高い建物はもちろん、民家すらもあまり見当たらないとあって、大きな空がオレンジ色に染まっていくサンセットの光景は、迫力があってとっても神秘的でした。
そんなこんなであっという間に17時…スタッフの方が夕食を運んでくれました。BBQは、コンロの使い方や調理方法などを丁寧に教えてもらえるので、アウトドアに慣れていなくても心配は無用です!
BBQディナーは言うまでもなくゴージャス。地元の食材がふんだんに使われている上に、シェフが季節や食材などにあわせて、内容を変更していくのだそう。食へのこだわりを感じますね。
今回は、近江牛のローストビーフやステーキなど地元の野菜やお肉を使ったオードブルから、鮭と野菜の具だくさんアクアパッツアに、シェフの気まぐれピザ、そして滋賀県高島市のご当地B級グルメ「高島とんちゃん」が登場!
地元産の鶏肉を甘めの味噌ダレで味付けしているとかで、BBQにはぴったりの一品でした。ほかにも国産サーロインステーキやソーセージ、魚介類、野菜が用意されており、私たち2人は持ってきたワインを開けて、しばし時を忘れて大人の女子会を楽しみました。
デッキテラスには、焚き火が楽しめる器具が用意されていたので、フロントで薪を購入して焚火をすることに。一つのバケツに薪がたくさん入った状態で1000円。やっぱり冬グランピングには、焚火がマストアイテム!
凛とした冷たい夜の空気の中だからこそ、炎の暖かさが心地よく感じられ、アウトドア感も演出されます。部屋に備えられていた紅茶&コーヒーを入れて、2次会をスタートさせました!
朝食は、前日の晩に届けてくれる上、チェックアウトは11時なので、朝はゆったり自分のペースで過ごせます。
朝ごはんは、滋賀県マキノ産コシヒカリを使った米粉のパンに、これまた滋賀県産の卵で作った目玉焼き、濃厚な人参ドレッシングのサラダにソーセージと体に優しいゴージャスな内容。昨晩あんなに食べたのに、朝もしっかり完食です。
特に私のお気に入りは、地元高島産の「アドベリージャム」。甘酸っぱくてさわやかな後味がクセになります。余ったら持って帰れるというのもうれしいサービスです!
帰りは、3駅先にあるマキノ駅まで電車に乗って、メタセコイヤの並木へ立ち寄ることに。赤く色づいた木々がずらりと並ぶ美しいスポットが、旅の終着点になりました。
実は、このマキノ周辺にはスキー場があったり、温泉があったりするので、「STAGEX高島」を拠点にして観光やアクティビティを楽しむのもありかもしれません。メタセコイヤの並木があるマキノピックランドではフルーツ狩りも楽しめるそうですよ。
今度来たときは、ゆったり温泉につかりたいな!
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